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 最終的には萎えてしまったが、性器の奥深くまで玩具を押し込むことが出来た。串刺しのウインナーのようで面白かったので、古佐治は声を上げて笑う。
「あっはっはっはっはっ!やばい、コレは」
 玩具の尻を抑えていないと自然と排出してしまう。そのため古佐治が指で押さえているから、笑った振動で二歹がくぐもった悲鳴をあげた。それがますます面白い。
 パシャッ。
「っ?!」
 あからさまなシャッター音に二歹が顔を上げた。
「面白いから写メ、あげますね。あ、でもアドレス知らないや。弟経由で送ってもらいます?誰のかは言わないから、大丈夫ですよ」
 古佐治が言うと二歹は頭を振った。古佐治も一切本気ではなかった。むしろ、自分で蒸し返した弟の事で、腑が煮え繰り返りそうだったので、携帯をしまって二歹の性器をおもむろに掴んだ。
「あああああっっがあっ」
 竿を牛の乳搾りのように握り締めると、内壁が玩具に押し当てられる。敏感な性器の内部はそれだけで、軽く壊れたような反応になるのほどの強い刺激を与えた。
 カチン。
「あがああああああ」
 ぶしゅっぶしゅっ。バイブをつけると、その衝撃に漏らした。玩具でびっちり塞がれた小さな穴のわずかな隙間から、少しずつ尿が噴き出す。
「あーあ、漏らしちゃった」
 古佐治は残念そうに言いながら、バイブも、玩具を押さえる力も、性器を握ることもやめなかった。特に性器を握る力が強まり、引き裂かれるような耐え難い痛みと、排尿によるほんの僅かな快感が混ざった。
 尿が少しずつ漏れるのが、なかなか止まらなかった。

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