39
『あー、頭いったい』
何だろうこの鈍器で殴られたようなガンガンする痛み…は!まさかカカシ先輩昨日私になにk「はいはい、二日酔いだね」
「…寧ろ何かしたのは名前のほうだよね(ボソッ)」
『えー?なんか言いました?』
「いや、なんにも。ただ名前ー、お酒は人前では控えてちょうだいね」
『えー、なにそれーお父さんみたいな事言わさないでください。変な先輩〜いや、いつも変か!』
人の気も知らず ははは〜 と笑う名前だった
昨日は友で今日は敵?!
『先輩今日の予定はー?』
もっさもっさと朝ごはんの食パンを食べながらどうせ暇であろう先輩の予定を聞いてあげた
どうしても暇なんなら遊んであげてもいいけどな!
「んー?今日はナルト達の修業の手伝い」
『えー』
なんだよ予定あるのかよ!
「なーに、なんか不満そうだけど」
『せっかくカカシ先輩が休みだから遊んであげようと思ったのにー』
「え、そこ俺が遊んであげるじゃないんだ」
『何言ってるんですか。てかナルト達の修業私も連れてってくださいよー』
「うーん。まぁいいけど」
『よーし、そうと決まれば早速仕度だ!』
「1時集合だからまだ早いでしょ……って、もう準備してるし…」
・
・
・
「おっしゃぁ〜!今日こそサスケに勝つってばよ!!」
「ふん、言ってろ」
「くっそ〜!そのいけすかない態度どーにかしろってばよ!!」
「黙れナルトォォォ!サスケくんに向かっていけすかないって何よ!このアンポンタン!!」
「酷いってばよ、サクラちゃん…」
仲良く第三演習場に姿を現した三人
「それより、今日はどんな修行するのかしらね」
「きっとあれだな!すんげぇ必殺技教えてくれるんだってばよ!」
「アンタは昔っから頭の中変わらないわね」
「うるさい」
「え?サスケくん?ごめんなさい怒らせちゃった?ほらナルト!アンタのせいよ!謝りなさいよ!(しゃーんなろー!!!)」
「えぇぇぇぇ!なんでオレのせいなんだってばよ!!」
「静かにしろ、何か近づいて来る」
「は?何も聞こえないってば…」
ードドドドド
「ん?」
ードドドドドドドドドドドド
『おっそーーーい!!!』
「うわっ!」
『遅い遅い遅い遅い遅すぎるっ!』
「名前姉ちゃん?!」
『あんた達ね!今何時だと思ってんのぉぉ!』
「何時って、2時だけど…」
『2時だけど…じゃないでしょ!集合1時だからね!!』
「はいはいはい、そこまでー」
「「カカシ先生?!?!」」
「………?!」
「なーに、その驚いた顔」
「だってカカシ先生!まだ2時ですよ!」
「1時間しか遅刻してねぇなんてどっか悪いんじゃねーのか?!」
「あのねぇ お前ら俺をどうゆう目で見てたの、遅刻どころか1時間前には来てたからね」
「1時間前?!ホントにカカシ先生大丈夫ですか?せっかく任務が無いんだし休んでいいですよ!修行は私たち三人でしますから!」
「え、俺が集合時間より早く来るのってそんなに心配することなの?」
「当たり前だってばよ」
「いつもこんなもんでしょ。と言いたいところだけど…今日は名前に急かされたんだよね」
『カカシ先輩が遅すぎるんですよ!やる気あるんですか!やる気!!』
「おい」
ん?
『え、私?』
「アンタ以外誰がいる」
ん?
昨日までの可愛いサスケは?
『あれ?君サスケくんだよね?』
「遂に頭がおかしくなったのか」
え?昨日のサスケくんは?
『だってほら!昨日はあんなに!』
「なんの話だ、それより何でアンタがいるんだ」
『いたら悪いか!』
意味わかんないし!!昨日の可愛いサスケはどこいったんだあああ!
『あ!それよりサスケ!あんた昨日の約束覚えてるんでしょうね!団子とお饅頭!!』
「………」
聞こえないフリをして目を瞑りそっぽを向くサスケ
『無視すんなーー!』
prev / next