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世界中でたったひとりだけ
僕は君が望んだお気に入り

君は君に生まれて良かったかい
僕は僕と出逢えて幸せかい


ひとりじゃない未来だけを信じて
ふたりが当たり前に見えた帰り道


『ねえ、世界に見放された僕が
ここでならまだ笑えるよ』と

嘘みたいな大嘘吐いて
僕は僕に笑ったんだ





世界中でたったふたりだけ
世界で最初のお気に入り

何で君に生まれてしまったの
何で僕は生まれてしまったの


君のいない世界を全身で
拒絶して知らないフリをした帰り道


『ここでならふたりでいられるよ』と
笑って自ら共犯者

嘘みたいな素敵な世界
本当に嘘だと知らないで





どれだけお揃いの世界にしたって
所詮は全て別々のものだった

『君のいる世界でしか生きた事がない！』
それは喜ぶべきか悲しむべきか


『ねえ、世界に見放された僕が
ここでならまだ笑えるよ』と

綺麗すぎた大嘘吐いて
僕は僕に笑った


『ここでならふたりでいられるよ』と
お気に入りの嘘 共犯者

きみといられてたあの世界
無くした後に気付くなんて


最後は最初に終わったと
ここではもう笑えないよと

君はまだ君であったこと
僕はずっと僕であること


僕のお気に入りの世界と
君のお気に入りだったこと




>>title イエスタディ様

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