2012.8.9
さよならごっこ
さよならごっこ
雨中に憂中で空を眺めてたら
世界よりも大きい宇宙がいた
宇宙の涙誘って笑ったから
泣き出した宇宙のせいで雨中だ
不幸だらけ生む傷を膿む
非と比と否と ずっと
涙掬って世界に巣食った
私を救った君が言う
「どうか僕の世界を救って」
涙を掬って頷いた
空が晴れて傷も腫れて胸も張れ
時計の針を手に貼り割れないように
同じ時を刻む君の魔法解き
最初から最後まで泣けるといい
笑顔だらけ見せる雲の苦も
化と加と可と ずっと
涙乾いて世界が変わった
君が渇いた笑顔で言う
「どうか僕の世界を終わらせて」
声も枯らして頷いた
涙掬って世界に巣食った
私を救った君が言う
「君が僕の世界を救って」
涙を掬って頷いた
「ありがとう」
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