「…いつまでそうしてんの」
「ちょっ、おま!返せ!」
ある日曜日の昼下がり。日曜のぐーたらしたオッサンみたいにソファーに寝転がってテレビを見てる銀ちゃんからリモコンを奪ってテレビを消した。
だって酷いよね?私一応銀ちゃん、貴方の彼女ですが。
「日曜のオッサンかよお前は」
「オッサンで悪いか!リモコン返せ〜結野アナが見れないだろ〜」
「坂田なんか死ね」
「苗字ぃいい!!?えっ虐め?泣いていい?ねぇ泣いていい!!?」
泣きたいのはこっちだっての…。散々ほっといて。そんなに結野アナが好きなんですか。
「もっ…、銀ちゃんなんか知らないから!!!」
その場にいたら泣き出しそうで、急いで私は万事屋を出た。途中で銀ちゃんの声が聞こえたけど無視して歌舞伎町を1人で歩いていた。
「!、なまえ!待てって!!!」
「…、なに…っ」
後ろから声が聞こえたと同時に銀ちゃんに抱きしめられた。こんな道のど真ん中で。ほんと、自分の事ばっかりだね、
「そんな結野アナ好きなら一生見てればいいじゃんっ!!!」
「なまえ、…違う、その…‥」
「なによっ、」
もう走り出した涙を止める術なんて無かった。嫉妬にまみれた自分が恥ずかしい。
「その、…なまえにヤキモチ妬かせたくて、それで…その‥」
なーんだ。
結局、バカップル。
(そこの2人ー、道のど真ん中でイチャついてんじゃねえよ、見せつけかコノヤロー)
(うわっ沖田…、邪魔。KY?)
(バカップル死ねぃ)
101010
銀ちゃん誕生日おめでと!
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