「あっ、神威さ…‥っ!」
「また、締め付け具合がよくなったネ?流石だよなまえ」
ここは吉原。私は小さい頃から吉原に行かされ、こうして身体を売って稼いでいる。
これも生活のため。ハッキリ言って、自分の身体を売るなんてやりたくない。でも吉原ではそれが女の定めと言ってもいいだろう。
そして、時々この店に来る、夜兎族の神威さん。格好いいし上手だし…。惚れてしまう…
「んぁっ、あっあ、もぅ…!!!」
「いいヨ。先にイっても」
「イ………っ!!あぁあぁああ!!!」
絶頂を超えると同時に私の中から何かが噴き出した感覚。
「潮噴いちゃって…よっぽど良かったんだネ?」
「ん…、神威さ…」
「ん?」
「大好きです…」
「俺もなまえの事大好きだヨ」
101112
(あ、もう次の店の予約時間だ)
(え…‥)
(また来るヨ、なまえ)
(はい‥、待ってます…)
遊女が神威に恋をした
私が思うに、神威とベルは沢山愛人がいそう
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