だってだってだって

男子はみんな背の小さな子が好きだっていう。

深澤くんも高い人より小さい子が好きかなって友達としゃべってたのを聞いた。

・・・・・・・・・・・・・明日から学校にヒール履いてくるのやめて、スニーカー履いて行こうかな?


私ってば、深澤くんのこと意識しすぎかな・・・

コンビニなんかで偶然深澤くんと、バッタリ会ったりしちゃった時の事まで考えて準備万端に髪型セットして、服もお出かけ用のを着てる私がいるんだ。

そこまでして、深澤くんに好きになってもらってもそれってもう私が私じゃないみたい・・・・・・・・・

まあ別に良いじゃない!
それに、ここまで1人の人のこと考えて行動するのは初めてだ。いつだってしてたわけじゃないのっ

「美香〜、美香〜?」

「えっ、何?ともちゃん??」

「あんた最近ぼーっとしてること多いねー」

「う、うん・・・ちょっと考え事してて・・・・・・」

「あー!また深澤のことでしょう!!」

「ともちゃん声おっきいよぅ」

「ごめんごめん。 それにしても今までずっと伸ばしてた髪をバッサリ切っちゃったなんてどうしたのさ〜 うち、美香のサラサラのロングヘア好きだったんだぞー!」

「私も長いほうが自分には合うと思うけど、あの・・・・・」

「深澤がショート好みとか?」

「えっちょっちがっわ、私別にっ、ち、ちがうからねっ?!」

「はいはーい、そんなに深澤君が好きですか、美香さんは!あはははは!!」

「うぅ〜、わ、笑うなよー」

「まあまあ、自分変更もほどほどにねっ?」

***

私は、深澤くんが好きで仕方が無くて、深澤くん好みにもっともっと近付きたくて
ともちゃんが自分変更はほどほどにって言ってたけど、自分を好きな人と両思いになるために変えるのってダメな事なの?

なんで??? なんで??? なんで???

MIKA?MIKA!・・・・・・・・・・MIKA!!!」

「は、はいっ!」

「MIKA?Are you okey?」

「あ、あいむそーりぃー・・・っ」

ああああ恥ずかしいぃぃ みんなこっち見てるよ。うぅ・・・

私最近、深澤くんのこと考えすぎかも・・・?
でも、こうやって後ろの席から前の方に座ってる深澤くんの後ろ姿をみてるだけで、私、とっても、とってもとっても嬉しいのっ!!



うえ?

うわああああああああああ目が合っちゃったよっ?! ふかっ深澤くんがいまこっち見た!!

あうぅぅ、また私目を逸らしちゃった・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・だけど、やっぱり気になるから、視界ギリギリのとこに深澤くんを残してる・・・

ん?あれれれ?

よ〜く考えたら、こ、これってもしかしてちょっとふ、ふふふふ深澤くんも私の事見てくれてたりしたのかな・・・?
ダメ、、勘違い。。。 変に期待して泣きたくないもん!

あぁー、英語赤点取らないように頑張ろっ

***

カーン...カーン...

教会の鐘の音が周りに鳴り響く。ふわっと私に微笑みかける深澤くん・・・

「今日から、深澤美香、だね?」

思わず恥ずかしくって視線変更。

「う、うんっ!」

ふわふわの純白ウエディングドレスで、1歩ずつ、深澤くんと腕を組んで歩く・・・・・・・・・・ゆ、夢みたい!!

夢・・・・・・・みたい・・・・・・・・・・・・・

***

MIKA!MIKA!・・・・・・・・・・MIKA!!!」

「っ!!!そーりー!あいむ、そう、そーりー!!!」

「Oh...Next!」

・・・・・・・・っっ ば、ばか!! 私のばかーっ
さっきは考え事しちゃって、いまは寝ちゃって・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今学期の英語の成績、興味関心のところCかなぁ。

深澤くんが好きで、好きで夢の中にまで出てきて、夢の中でまで視線変更・・・・・・・・・・・
私、なんてダメな子なの!!

なんでっ なんでなんでっ??
・・・夢の中に深澤くんが出てくるのは、やっぱりいつだって深澤くんが大好きでっ!

深澤くんが好き・・・・・・・・・・・・・・・・でもどうしようもない。

深澤くん好みになって!自分に自信をもって!

きっといつか、伝えたいの・・・っ
だけど今は待って下さい。まだ全然自信ないし、勇気も根性もないし・・・・・・ 焦って「好き」って言って、失敗するの怖い自分がいる。

だから、「あなたが好き」ってまだ言えないけど___

今はまだ、失敗したくないから!!この想いは胸の奥にしまっておくのっ 







だって、だって、だって


絶対叶えたい恋だからっ!!




***END

こんにちは!なんか書いてるうちによくわからないものになってしまった(∵)
恋するっていいですね〜←ぇ

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