「丸井せんぱーい」

「あー?なんだよい赤也この期間限定ポッキーはやんねえ」

「うわあ名前呼ばれただけなのに第一声がその返しとかもうケチ丸出しッスね!」

「何赤也お前死にてえの?」

「冗談ッス!ポッキーもいらないっす!」

「じゃ何しにきたんだよお前」

「丸井せんぱいとお喋りしに!」

「どうせろくなこと言わねえだろい、また俺のクラスの舞ちゃんがかわいいだの…」

「ちょっ…なんで知ってんスか!」

「仁王の観察力なめんなよい」

「ちくしょ…いや、でも舞さんまじでかわいいっすよね!」

「ええええ?」

「丸井せんぱいは分かってないっす!あのサラサラな黒髪とか清純そうな雰囲気とか最高じゃないすか」

「そんな赤也に耳よりな情報伝えてやるよ、舞ちゃんただのビッチだぞ」

「え…?」

「はいざんねーん!」

「俺もう女の子なんて信じないっす…」

「そうしろそうしろ、で話ってなんだよい」

「え?あ、ああ!そうでした!あの!丸井せんぱいって寝るとき何で寝ます?」

「はあ?普通にタンクにハーパンだけど」

「うん、」

「なんだよい」

「や、俺合宿で白石さんとダブルス組んだんスけど、」

「ああ覚えてる覚えてる」

「俺あの日の夜白石さんといっぱい話したんスよね、でそんときに俺白石さんがパンイチで夜寝てるって話を聞いて…」

「おま…なんでその流れになったんだよいわけわかんねえ」

「覚えてないっす…」

「まあ…いいやそんで?」

「白石さんてめちゃめちゃかっこいいじゃないですか、だから俺憧れてたんスけど、それ聞いてから白石さんってもしかしたらおかしいのかなとか俺の14年間見てきた常識がおかしかったのかなとかわけ分かんなくなって…」

「それ完全前者だろい」

「でも白石さんすよ?」

「お前はいつのまに白石信者になったんだよい」

「白石さんはまじでいい人っすから!」

「髪褒められただけでなつきすぎだろい」

「いいんす!で、でもやっぱ白石さんが言うくらいなんだからきっとパンイチっていいんだろうなと思って今日から俺もパンイチ生活始めようかと…」

「いやだからやめとけって」

「やっぱ白石さんが変わってるんすかね?」

「あたりまえだろい、あいつはー、」

「いや、でも変わってても白石さんみたいになれるなら俺やっぱやります!」

「もういいわお前」

「丸井せんぱいもいっしょにやりましょーよ、ぱんいち!」

「弟でさえ服着てんのになんで俺がんな格好しなきゃいけねえんだよい」

「もーノリ悪いなあ」

「もうお前四天いけようるせえ」











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