【マーブルコラボ】ゆとさや詰め合わせ【ほもちゅうい】
2015/04/12 00:30



*同じ家*

「遊斗は十代と二人暮らしだが、問題はないのか」

「なになに?嫉妬?」

「ちぎって投げるぞ」

「むごい………。別に、なんの問題もねーよ。オレら幼馴染みの関係はそんな簡単に崩れるほどやわじゃねーの」

「そう、か……」

「今、何考えた?」

「何も考えていない」

「うっそだー!見てれば分かるよ」

「お前はずるい男だ」

「へ?なんで?」

「………そういうところが、全て、ずるい」

(鋭いくせに、鈍い)



*浮気*

「いってぇ……」

「どうした、遊斗。殴られたか?」

「よくわかんねーけど殴られた」

「また浮気したな」

「してねーってば。そもそもオレ、誰とも付き合ってねーし」

「だから最低なんだ」

「砂夜くんは彼女いるんですかー」

「浮気症のチャラ男の監視があるから当分できない予定だ」

「嫌みかよー……。オレがちゃんと彼女作ったら砂夜も彼女作る?」

「その時は、考える」

「……んじゃ、いらねーや」

「なぜだ。また殴られるぞ」

「んにゃ、そんなことになるぐらいなら殴られた方がましだね」

「遊、斗………?」

「だから、まだ勝手に先に行ったりすんなよ」

「……………当たり前だ」



*おかしいのかな*

「僕はおかしいのかもしれない」

「なんでんなこと言ってんだよ」

「怖いんだ」

「意味わかんねーって」

「なぁ、遊斗」

「なんだよ」

「僕がおかしくても、側にいてくれるか?」

「当たり前じゃん」

「そうか………なら、逃げないでほしい」

「は?」

「○○○」

「−−−−−っ!!!おまっ…」

「逃げないで………ほしい」

「…………応え、られない」

「そうか……」

「でも、オレの側からは離れないでほしい……」

「離れられないさ」

(言ってしまった。愛の告白)



*オレもおかしい*

「わかんない。わかんないんだよ、十代」

「遊斗?」

「助けてくれ、辛いんだ」

「どうした?調子悪いのか?」

「そんなんじゃなくて、もっと内側から、こう、溢れるみたいな、熱が、オレ、熱くて、苦しい、息が辛くて、苦しくて、オレ、オレ………!!」

「落ち着けよ!ココア、いれようか?」

「いらない………」

「なんかほしいもの、あるか?」

「……オレが………ほしいのは………………」

(あの、艶やかな黒髪の−−)




なんかめっちゃほもになった
なんやこれ




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