バナージ・リンクス
「バナージ、準備できたわ」
「そうか。じゃあ行くか」
「うん。引っ越しなんてはじめて」
「仕方ないだろ、二人で暮らすんだから」
「もう一回…」
「…二人で暮らすんだ」
「うん……そうだね。これからよろしく……バナージ」
「ああ」
シン・アスカ
「おーい。どこだよ」
「もしかして私探してる？」
「なんだ…、ドックにいたのか」
「結構探した感じ？」
「探した探した。レイにも手伝ってもらって」
「な、なんかごめん」
「謝るぐらいなら付き合えよ」
「何に？」
「ほら、今さ降船許可降りてるだろ？久しぶりに街を歩こうぜ」
「あー、それで私を探してたんだ」
「そういうこと。レイに見付けたって報告してから行こう」
「はーい。了解」
デュオ・マックスウェル
「女神になりたい」
「………は？」
「ちょっと、デュオ、ドン引きやめて」
「いや………大丈夫か？」
「大丈夫!!! だって死神を打ち消すには女神じゃない!?」
「……………ぶはっ!! それで女神かよ!!」
「笑うな!!」
「はいはい、ありがとな。お前は十分女神だよ」
「なにそれ」
「(お前が死ななきゃ、十分だ)」
アンジェロ・ザウパー
「はぁ……アンジェロさんお美しい…」
「なんだ、貴様か」
「今日も麗しいです、アンジェロさん」
「ふん。知っている」
「特に首筋なんか………あれ？この傷は…」
「……!!!触れるなっ!!」
「あ……す、すいません……」
「…………昔の傷だ、気にするな」
「………はい…」
(貴方は昔の傷を、何一つ見せようとしない。だからこそ、美しいのです)
隼鷹・ディオ・ウェインバーグ
「ディオー！結婚しよう！」
「ああ、次の戦いが終わったらな」
「うえええ!!??本当にいいのっつーか、それフラグぅうう!!」
「嫌なら構わない」
「嫌じゃないけどディオ死んじゃう!!」
「……お前………俺が死ぬとでも？」
「いひゃい……しなないれす……ディオはしなないれす…」
「分かったら、黙っていろ。すぐ花嫁衣装を着せてやる」
「楽しみにしてる……!!」
ビゾン・ジェラフィル
「ビゾンさん……」
「ヒナ……ヒナ……」
「(いっそのことこの人を洗脳してしまおうか、空っぽにしてしまおうか)」
「ヒナ……」
「ビゾン、さん」
「あ、ああ………君か…」
「大丈夫ですか…？」
「大丈夫だ……心配をかけた……」
「そう、ですか……(ニセモノの笑顔なんていらないから。私のために苦しんでよ)」
(そんな幻影、忘れてしまえ)