第8話






「船長ッッ、いや……っ!」

暴れる●●●を担いだまま、森の奥へと入っていく。
木漏れ日の眩しい静かな森だ。
悪くねェ。

そんな中。おれの思惑を知ってる●●●は
背中をゲンコツで叩いたり、身体を捩ったりして…
ほんとにコイツは、危なっかしいったらありゃしねー

「イデデ…!おいコラ、危ねーだろっ!」

ぺチン
おてんばのケツを叩いてやると「きゃっ!」とか言って
ようやく一瞬、静かになった。


「だったらすぐに降ろしてッ!」
「ああ、降ろしてやる。降ろしてやるから、暴れるな」
「もう!……だったら早くッッ!」

ようやく●●●が、暴れる足の力を抜く。
けど‥‥そんなのハナから嘘っぱちだ。
太ももを抱えたまま、さらに奥へと歩いていくと。

「船長ォ…ッッ!!」

騙されたと分かった●●●は、途端にまた。
バタバタと足を暴れさせた。



「……ったくよォ……」

その身体を抱えなおして、は……っと浅く息をつく。
おれだってなァー…
さっさと降ろして、早くお前を抱きてーんだよ。
けど、目的のモンが見つからねーからしかたがねえ…

ぐちぐちと愚痴りながら「んー」と辺りを見渡すと、表面の滑らかな木をようやく見つけた。
そこへ向けて歩みを進める。


「んじゃ…下ろしてやるから、おとなしくしてろ」

静かになった身体を木と向かい合う格好でトンと地面に降ろしてやる。
そのまま体勢を整えぬうち
背中から抱いて、うなじに舌を這わせた。

「や……!船長、なにして…っ!」

途端、なじるような目つきで、●●●が顔を振り向かせる。
その口を‥‥待ってましたと無言で吸った。

「んぅ……!」

深く口付け、後ろから身体を弄ぶ。
水着の脇からスルリと手を滑り込ませ、張りのある乳房を、やわやわと手で揉んでやる。

「ん、や……っ!」

息を詰め、身を震わせて、●●●は身を捩って抵抗する。
けど、そんな力で、おれにかなうと思ってんのか?
頼りない水着は、あっという間に横にずれて。
かわいい乳首がチラチラ見える。
めんどくせーからと真ん中を掴んでずりあげると、プルンと乳房が露になった。

「…っ!…こんな所で、ホントにやだ!」

顔だけで振り向く●●●が、かなきり声を張り上げる。
けど、木に押し付けた身体は、たいした抵抗もできねェらしく。
脇の下からスルリと両手を滑り込ませる俺は、耳に唇を寄せ
脅すように言う。


「なァ。あんまデカい声だすと…野郎たちに見つかるぜ?」
「……っ!」

外耳を舐めると、●●●が息を呑むのが分かる。
奴らが来るかは、おれにだって分からねー。
けど。そのハッタリが効いたのか、急に●●●はおとなしくなった。

それでイイ。



「…ってことで、声……抑えてろ」

顎を掴んで後ろを向かせ、噛みつくようなキスをする。
舌を挿れると自然と薄く口が開き、舌と舌が絡み合う。

「ん……」

時々聞こえる濡れた声が、ますますおれの欲情を誘い。
左手で乳房をまさぐりながら、右手を下へと降ろしていく。
足の付け根に挿し込むと、●●●は脚を、きゅ、と閉じた。

「足開け…さわれねーだろ」

オレの手は、あったけえ太モモに軽く挟まれた状態だ。

「……でも…ぉ…」
「ここ、触って欲しいだろ?」
「……ひっ!」

水着の上から割れ目の部分をなぞってやると、ビクっと身体を震わせた。
指を前後にゆっくり動かす。

「もう濡れてンじゃねーかよ。まだ胸しか触ってねーのによォー」

揶揄するように言いながら、綺麗な背中に舌を這わせる。
恥丘に張り付く水着の上で、ゆっくり指を動かした。

「すげー濡れてきた。お前もその気になってきたか?…ん?」

布の上から突起の部分を、特別念入りに愛撫すると、じわりと湿り気が増してくる。

「……その気になんて…」

そう言いながらも、脚の締め付けがゆるくなったのは‥‥もっとして…てえ、サインだろ?
それが分かって水着の脇から、スルっと指を忍ばせた。

「っ!」
「はは…トロトロだ。相変わらず感じやすいな」
「‥‥ん!」

薄い茂みを掻き分けると、とろりと溢れた蜜に触れる。
軽く前後に中指を動かすだけで、濡れた肉が開いていく。
ヌチヌチと厭らしい音が、静かな森に聞こえ出した。

「…んん…やぁ」

くねくねと背中をくねらせる●●●に、もう抵抗する余裕は…ねえらしい。
2本の指を滑り込ませ、軽く抜き差しを始めると、ヒクリと妖しく締め付ける。
深く挿し込み内壁を擦ると、締め付けながら、甘ったるい声を張り上げた。

「ああぁ、……だ、め…!」
「いやらしいな。…簡単に指も入っちまう」
「んんっ!」

クチュクチュと指でなかを掻き混ぜる。
スルっと抜いて、筋をなぞり、淫核の刺激をしてやると。

「…それ……いやぁ…っ!」

●●●は木に手をついて、腰だけを突き出す格好になった。
綺麗な背中と、水着の紐がすげえイイ。
このまま紐を解いてやろうか…
そう思って、やっぱりやめた。


「やっぱイイな、水着ってヤツは…」
「……んぅ」

軽くイッたらしいソコから、トロッと蜜が溢れ出る。

「舐めてやる」
「えっ?!」

中から指をスルッと抜くと、まとわりつく愛液が、爪の先から糸を引いた。

「脚開いて立ってろ」

ペロッと舐めてそのまま足元に、屈み込もうとした途端。

「…っ、それはダメっ!!」

勢いよく●●●が振り向いた。

「なんでだ?……いつも舐められてよがってるだろ?」
「…っ、声…我慢できないから……それはやめて!」

頬を高潮させ、泣きそうな顔で訴える●●●は、どうしようもなくそそられる。
ここであそこをむちゃくちゃに舐めてやったら…コイツはどんな顔でよがるだろうな?
見てみてェが……

しかし、コイツのあの喘ぎ声を、万が一、奴らの誰かに聞かれるのは癪にさわる。

それに。


「可愛がってやる時間もねえか…」

もたもたしてて、中断する羽目になったら、なお困る。

「しかたねー」

肩を掴んで後ろを向かせ、水着の股を横にずらした。
海パンをずらして、硬くなった自身を取り出し、濡れる秘部の入り口に、欲望の先端を押し当てる。

「…っあ!」
「これが欲しいか?」

すぐに挿れたい欲望をこらえ、おれは次の言葉を待つ。
けど恥らう●●●は頭(かぶり)を振って、唇をぎゅっと引き結ぶ。

「たく……」

ここはこんなに、オレを欲しがってンのによ…
けど…こういうとこも嫌いじゃねェから困ったもんだ。

「まあイイ。オレのほうが限界だ ―― 挿れるぞ」
「……っああ!」

亀頭で花唇を押し広げ、細い腰に腕を回す。
震える肢体を木に抱きつく格好にさせ、身を寄せた。

「痛くないか?」

問うと●●●は諦めたのかコクンとうなずく。

「んじゃ…口、押さえてろ」

●●●が口を手で覆う。

それを見届け、強く抱いて

後ろから、一気に奥まで貫いた。





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