私は風丸お兄ちゃんが大好きです。 本当に本当に大好きで、最近告白をしてみました。 胸が壊れそうなくらいどきどきして、 まともにお兄ちゃんの目を見れないくらい、恥ずかしかった。 結果は軽く流されて終わり。 従兄弟という関係だからなのか、5つも離れているからなのか。 そこは私には分からないけど、 お兄ちゃんは小4の私じゃきっとつまらないんだろう。 秋ちゃんは優しい、 今日も「風丸君の傍にいたいでしょ?」と言って、 監督さんにベンチに入っても良いか聞いてくれた。 前に道で転んだのを助けてくれたのが秋ちゃんだった。 秋ちゃんのおかげで私はジャパンチームのベンチに入れている。 「風丸君格好いい?」 「うんっ!秋ちゃん、ありがと。」 「いいえ、喜んでくれたなら良かった!」 「円堂さんも格好いいねえ、」 「え!?」 「秋ちゃん、円堂さん好きでしょ、」 「そ、そんなことっ。」 「見てたら分かるよ、」 話してるとき、すっごく楽しそう。 そういえば秋ちゃんは「日和ちゃんには叶わないなあ、」って笑ってくれた。 「日和?来てたのか、」 「あ、風丸お兄ちゃん!」 腰に抱きつけば柔らかく笑って、どうかしたのか?と聞かれた。 「風丸お兄ちゃん!」 「ん?」 「なでなでを要求します!」 右手をぴっと上げて言う、 すると風丸お兄ちゃんはぽかんとしていて、 基山さんや、吹雪さんが笑っていた。 「なでなでを…」 「二回も言わなくていいからな、」 まったく、なんていいながらも撫でてくれた風丸お兄ちゃんの手は温かくて、 私の胸はまた締め付けられるのでした。 |