審神者について | ナノ



審神者ちゃん達について。それからこの世界について。諸々。
読まなくても全く問題ありません。


チート系付き合ってないを素で行く審神者 小桜

「大倶利伽羅?好きだよ。それがどうかした?え、付き合う?よくわかんないけど、付き合ってないよ。うん」

当サイトメインの子。神職の家系に生まれ、幼い頃から人に見えるべきではないものが見えていた。たまにお話もできた。この子の常識は、もう神職を引退した心優しいおおばあさまと、度々出会う様々な幽霊達によってできた。そのため割と偏った知識を持ち、普通の人間の常識とは少しだけずれていると思っているし、周りが必死に合わせてくれてるんだろうなぁ、申し訳ないなぁとも常々。

代々お祭事で神を労り奉る系のお家のため、ここまで力の強い子はおらず、この子の力はとても持て余された。
この子が生まれる前から続く争いによって審神者が重要視されるようになった時代背景の中で、この子の親がそれに目を付ける。そうしてこの子が成人する前にさっさと審神者にしてしまってその報酬を貰おうと決める。そうしてこの子は審神者になった。
ただなったのは審神者の第一世代というわけではなく、第三世代くらい。とはいえ、実力と戦績でいえばもう第一世代顔負け。ミチノク(彼女の師匠)曰く、まだまだ。コウ(彼女の政府担当)からしたらこれで僕の給料が上がるからもっと頑張って、レベル。
実際、彼女自身の霊質はすさまじく、正直ただのチート。たた、霊力の量は中の上であり、それ以外の努力でどうにかできるあたりが凄まじいということ。才能とそれを裏付ける努力による。
そうして優秀な成績とそれを裏付ける強い霊力を持ち尚且つ若く美しいため、様々なやっかみを受ける。そんなわけで色んな事件やら何やらに日々巻き込まれる。でもそんなことを気にする余裕もなくひたすらに刀剣達を強くする一心で日々を過ごす。恐らく彼女が本気の本気で勝ちに行ったら全本丸中一位、そこまで行かなくても五本の指に入ることは可能だろうが、それと引き換えに折れるであろう刀剣達ほど大事なものはないと考えている為、もうこれ以上の成績を望まない。でも何かあった時に成績は必要だし政府の後ろ盾は必要不可欠とも考えている為、出来る限り政府には協力するしその分の給料をもらっている。こうした考えのため、ぽんぽん強くなって欲しい親や親戚と馬も話も合わず、つい先日縁を切ってきた。

親戚と親のやっかみなどを幼少期から経験しているため、正直言って面倒なことはしたくない。人間関係というものを心底だるいものだと思っていた。でもその分だけ人間の中に尊敬するに値する人がいることも知っている。良くも悪くも人を見る目がある。
でも刀剣男士達は別。刀剣男士を本当の家族と思い、どうしても消耗品として思えない。思わなくてはいけない事も理解しているし、情が深ければ深い程辛い事もわかっているのにそれを直視できない。彼らの個性を尊重して、彼らが笑ってくれるならそれで良いと思いながら目を逸らし続けて過ごしている。

彼らを心から大事だと言う事を度々口にする。刀剣男士キラー、ではないがいつでも全力が合言葉。
鶴丸と三日月と度々いたずらと言う名の本丸巻き込んでの運動会もどきをしている。明日になったら遊べないかもしれないという不安を常に持っており、自分が死ぬ覚悟はあるけれど彼らを殺す覚悟が無い。そのため日々全力で過ごすが、穏やかに過ごす日々は全てが流れてしまいそうで好きではないが、別に嫌いでもない。だからといって好んで大人しくありたいとは全く思ってないが。

大倶利伽羅の事は空気的な存在だと思ってる。居なくては息できないけれど余りにも共にあるのが当たり前すぎて隣にいる事を忘れるような相手。彼に隠し事も通じないし、彼の隠し事も通じない。好きとか愛してるとかそういう言葉を掛け合った事は無いし、これからも一生無いだろうけれど、誰かに「大倶利伽羅の事好き?」と聞かれたら「大好きだよ、何言ってんの?」と答える。周りを困らせる。
というかもう好きとかっていう言葉で語れない位の関係であると考えている。ただ「この人が居なかったら生きてく意味ないなぁ」位の関係。
それはもう、好きを超えた何か。いるのが当たり前だからわざわざ「一緒にいようね」とか「ずっと一緒だよ」とか口に出さない。お互いが引き裂かれた時には確認するように出す。共依存ではないが、お互いがいなければ恐らく生きていけない。でも彼女は生きる。大倶利伽羅が死んでも彼女は生きる。他の皆のために。でも二度と大倶利伽羅に会わないように演錬にだって政府の集会にだって行かない。
「だって大倶利伽羅は居ないのに、そこに居るなんて考えただけで死んじゃいそう。」
彼女の大倶利伽羅は、今隣にいる彼だけ。余りにもまっすぐで哀れで憐れで美しい彼女の気持ち。
とっても美人さん。可愛いというより美人。釣り目気味の大きな瞳。髪は長い。よくポニテしてる。ジャージは神。身長は155cmくらい。本人曰く160cmは欲しかったとのこと。



小桜本丸の大倶利伽羅
(メインの子達の為、彼だけはしっかりと考えてあります。)

「アイツか。あれはやめておけ。あれは…そうだな、台風と変わらない」

彼女の隣にあることをまず第一に考えるこの本丸の近侍。
彼が3振り目として本丸に来た時、なんやかんやあってそばにいなくてはならない状況になり、そのまま気付いたら共にあった。
常にイタズラと遊びを考えて、突如として奇行を行う主のお目付役。毎度一応止めるが止めれた試しはない。
錬度は上限まで達してる。今はほとんど遠征組。それのおかげで審神者のそばに入れなくてご不満のご様子。審神者の家の事も考えも全て把握してる。彼女の懐刀としての矜持がある。彼女の死を看取り、その魂が輪廻の先に乗るまで付き添うと決めている。決してひとりにしないという約束をしている。わりかし普通に誰とでも馴れ合う。「刀にしては随分と柔い」とコウの所の和泉守に心配されている。
彼女が大倶利伽羅以外の刀で死んだら歴史改変も辞さない。ただ、とてつもなく小桜の笑顔に弱いので多分それは叶わないだろう。
小桜ほど目は良くない。アチラのモノがいるな、位にしか見えない。
彼女が傷付けられたら怒る。怒るどころじゃない、相手殺す、そして殺す、末代まで殺す。止めれるのは小桜だけ。
頭の中は小桜8割、その他1割、戦1割位の脳内。ぶっちゃけ小桜も大して変わらん。
でも付き合ってない。大倶利伽羅の中で恋仲は人間同士がなるものだと思ってるので、そもそも人間と刀で恋仲になるという概念が無い。何か言われると「刀に何を言っている」と心底不思議な顔される。でも「小桜の事好き?」と聞かれたら「愛してるな」と答える。相手を困らせる。



お馬鹿だって必死に生きてる審神者 若夏

「倶利伽羅の事?好き好き!めっちゃ好き、大好き!えっ、他には?…うーん、かっこいいよね!好き!」

ひたすらに馬鹿。一言で表すと馬鹿。頭が大分弱い。
それしか書くことが無い。
常に思った事感じた事をそのままに生きている。なんでこの戦争に参加してるの、と聞かれれば「わかんない」しか答えられない。たくさんの事を考える事も思う事も苦手だけれど、刀剣男士が初めてぼろぼろになって帰ってきたときは自分のせいだと己を責めた。彼女は色々な事を知らな過ぎた。
元々は酷く内向的で考えすぎて上がり症のどこにでもいる子だったけれど、とある事をきっかけに考えすぎたって良くない、と思うようになる。その結果、考えるという事そのものが難しく思えてきて、今の様になった。昔の事はあまり覚えていない様子。
毎日毎日戦争の事を考えて、頭の中がぐちゃぐちゃになってくると大倶利伽羅に突撃する。彼に愛を叫ぶことは彼女の中である種のリセットと同義。大倶利伽羅もそれをわかっている為、甘んじて受けている。
霊力的には中の中。彼女はひたすらに熱を帯びる霊力の為、炎と非常に相性がいい。そのため、夏になると彼女の本丸は出陣回数と遠征、およびそれらの成功回数が格段に上がる。灼熱の中で食べるバーベキューが何よりも楽しい。ずっとやってたい。
彼女が泣くと台風がやってきてしまう為、何かあった時はまっさきに畑を守りに行く刀剣男士達。彼女の癇癪は大抵どうでもいいことだし、よくわからないし大倶利伽羅を置いておけばどうにかなるから、自分たちの食料の方が大事なのだ。当然である。
めっちゃちっちゃい。140センチあるかないかくらいの身長でしかない。だが腹筋は割れてる。腹筋は、割れている。山伏やたぬと腹筋の見せあいっこたまにしてる。勝てない。たまに一緒に山ごもりもしてる。頭おかしいとは加州の言葉。




努力派庶民化普通の審神者 燈(トウ)

「えっ大倶利伽羅…ですか?仲良くなりたいなぁ、とは思ってます。それだけです。ほっ、ほんとにそれだけですよ!」

穏やかな秋の気候の様な子。まだ年若い18くらい。
いつも笑顔で朗らか、滅多に怒らない。というより、審神者になるまで怒鳴る事をした事が無かったような子。審神者になっても怒ったりしたことがほぼほぼ無い。
でもすぐそこに迫る冬の季節のような寒さを持つ子でもあるため、酷く冷淡ではある。彼女の中の『冬の寒さから守るべき者達』つまり『彼女の大切な者達』以外ははっきり言ってどうでもよい。でも割りとその中にはホイホイ入る。ただ本当の意味で大切な者達の中に入るのはごくごく少数。
そのため、どうでもよくなった人間の事を簡単に切り捨てる強さがある。ただそれは最後の手段であるし、彼女自身も無意識のうちにその選択肢を捨ててしまうこともある。結局、良く言えばお人好し、悪く言えばひたすらに甘い馬鹿。

審神者になるまでその手の方面は全く関わったことがなく、審神者制度がしっかりと定められるようになり、18になったら全員受ける審神者審査で適正があると初めてわかった。そのため、今まで幽霊とかそっち系のものに出会ったことも見たこともなく、研修期間は驚きの連続だった。
霊力は少ないが、その質が良いので手入れにかかる時間は短い。
彼女の霊質はもっぱら『風』であり、風に乗せてその霊質を本丸全体に行き渡らせている。風は金風のように穏やかであるが、時には野分のように荒れ狂うこともある。
そのため、この子の本丸では常に風が吹いている。風が止むのは彼女が会議などで居ない時。
執務室の襖には風鈴があり、常にその音を奏でている。これは初期刀である陸奥からの贈り物。彼女の宝物の一つ。


世界観

*審神者の設定(どの本丸も共通)
もう現世には戻れません。審神者の使命は『刀剣男士たちを目覚めさせ、彼らと共に歴史修正主義者と戦う』事。だけれど、刀剣男士というものは神であり、彼ら審神者よりも格上の存在。そのため、他にも審神者には『刀剣男士達が快く戦ってくれるよう、神域である本丸を整備する』事が義務付けられている。度々政府の人間が抜き打ちで本丸の状態をチェックに来るのはここが理由。
誰だって住む家が汚かったら嫌でしょう。
そして、本丸がある神域というのは、ほぼほぼあの世よりの世界。つまり、審神者達は棺桶に足一歩突っ込んでるようなものです。そうして美しく清らかな本丸で過ごすうちに、その体そのものが曖昧になってくる。死にはしないし魂も崩れることは無いけれど、あの世とこの世の境目でフワフワした存在なので、現世に行った瞬間に体が崩壊します。パーンて。そのため、もう現世には戻れません。本丸に来たら、永久就職です。あの世よりなので、死んだら問題なくあの世に行けます。そこは心配しなくて平気です。
限りなくふわふわした存在になってしまったため、審神者は時を超えられません。時を越えて過去に行ったところで、その過去は現世に違いないので体がパーんします。

*刀剣男士の設定
基本は変わりません。ただ審神者が死んだら、それによって顕現された刀剣男子はささらになります。刀ごと消えます。無くなる。ただし、これは本霊に還るだけ。本霊に還った後はじわじわと本霊と一つになります。消えちゃうことに変わりはありませんが、実家に帰ったようなものです。
あと、歴史改変を行おうとした刀剣男子も消えます。ただしこちらは存在の消滅。どちらかというと根っこから消える。本霊に還ったりだとかもない。
彼らはあくまでも「刀」であり決して「人」ではありません。ですが、彼ら自身もたまに間違えます。だって、体も心も人のもので、根っこの自分の意思でだけで「俺は刀だ!」と言っているのです。戦にも出なければ徐々に人になってしまうでしょう。ですから、顕現させた刀剣男士をキチンと戦に出すことも義務付けられている。
刀剣男子と人が契約をする際、とんでもなく多い契約をしています。それこそ、何重にも何重にも。裏切らないよう、裏切っても決して敵になることがないように。

*審神者の会議
ありません。審神者が一同に会するなど、敵の思うつぼなのでやりません。そのため、SNSが流行ります。この話には関係ないけど。
ただし、演練などで出会える審神者とはその場で情報交換ができます。誰と会うかは、そこに行かないとわかんないけど。
演練場は特殊空間でやります。ほぼ戦場と同じような所を模擬的に作り、本丸から繋げられる様になってます。本丸の門を出ればすぐに演練の行われる空間にひとっ飛びというわけ。
主はそれを間近で見れます。シャボン玉みたいな結界に守られて、見れる戦は主が直接見てるってことで刀剣男士にも効果的だし、主も主でみんなのかっこいい姿見れて嬉しい!ってなってる。好評。

*本丸の設定
平屋作り。御城はない。奥御殿のようなものが立ち並んでいる。小桜の場合は、彼女の意向で一人一部屋ずつ与えられるため非常に広い。
土地の中心にその御殿があり、その周りを囲むように広がっている。裏手には山、滝もあるため修行できる。最近アスレチック場を作った。
刀の神様と暮らすということで、貴金属は何も使われていない。石と木材のみ。電子機器はほぼなし。扇風機とこたつなどの例暖房器具がほとんど。その他の電子機器は、審神者のポケットマネーからなら自由に持ち出し可。ただし政府公認の物のみ。

*手入れの設定
手入れ部屋に入れれば、手入れ自体は精霊さんがやってくれる。手伝い札を使うかどうかは審神者次第。ただし、時間は審神者の霊力によって変わる場合もある。

*鍛刀の設定
刀自体は刀鍛冶の精霊さんが作ってくれる。その刀に眠る魂を呼び起こすのが審神者の役目。

*精霊さんの設定
この本丸に住み着く方々。審神者と小さな契約をしており、その内容は『住む場所と食事をあたえますのでこちらのお手伝いをしてくれませんか』というもの。そのため、彼らにも敬意を払う必要がある。働く事を存在意味としてしているため、働かなくなったら死ぬ。物理的に死ぬ。





まだまだ増えると思いますが、ひとまずここまでで…。


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