南波とその周辺




南波宗親

【容姿】
黄色に近い金髪猫っ毛。人相がとにかく悪い。赤いシャツの胸元をガッツリ開け、金属製のアクセサリーをじゃらじゃら身に付けてるチンピラ風の男。身長188センチの長身にガッシリとした体格。チンピラ。背中一面から両腕にかけて虎の和彫り。

【性格】
短絡的で負けず嫌いでとにかく気が強い。男性恐怖症というハンディキャップが大きすぎていつも返り討ちに遭ってしまう可哀想な人。生前の記憶がないため、何故男に対して恐れを抱いているかも不明。特に準一が一番怖いらしく別人のように謝罪土下座発狂かます。双子のような子供は恐怖対象にはなり得ないがよく殺されてる。

【備考】
素性のわからない人。花鶏曰く気がつけば姿形もない霊体として彷徨っていたところを拾い、そこから自我が芽生えていったらしい。故に生前の記憶がない。現在の住人の中では花鶏の次に古参。

【生前】
東泉組系列天恩会幹部。普段青いシャツを身に着けていた。数字には滅法弱いので主に喧嘩屋や下っ端の管理、三代目組長である最上考次郎のボディーガード兼運転手をやっていた。高校中退。街のチンピラとして毎晩友達と遊んでいたが、ある日友人の一人が天恩会構成員に喧嘩を売ったせいで事務所に連れ去られたところを単身で乗り込んで助けにいった。そこで最上に返り討ちにされるが、その仲間思いな性格と腕っ節を買われて、スカウトされる。
女とギャンブルが好き。みかじめ料回収したり悪さするチンピラやヤクザ返り討ちにしたりして組に貢献していた。24歳、構成員から幹部に昇任、初めて正式な舎弟剣崎をつけさせられる。26歳、剣崎に殺害されて死亡。その後死体はバラバラに解体され、洋館のある山に捨てられる。



【東泉寿貴(58)】
東泉会会長。病に伏せている。最上の父親は寿貴の元舎弟で、最上父亡き後考次郎のことを引き取りかわいがっていた。

【最上孝次郎(36)】
東泉組系列天恩会組長。昔気質の義理と人情を重んじるタイプのヤクザ。自分が長生きできないと自覚していたため、これ以上大切なものを増やさないように子供は作らず、妻とのを時間を大切にすると決めていた。

【最上祥子(34)】
藤次郎の嫁。穏やかだが強か。元々親の借金返済の形代わりにさせられ風俗に入れられる。そこで当時風俗街を仕切っていた考次郎と出会う。5月、自宅に強盗に入った十河と揉み合いになり射殺される。

【剣崎辰爾(23)】
南波の舎弟。甘い優男風の元キャバクラのボーイ。女の子のご機嫌取りに自信があるらしい。ヤクザというよりもホスト寄りの男。緊張感がなくゆるいが、頭はキレる。実際は東泉会十河組の十河直属の部下として最上が送り出したスパイだったが最上を裏切った。快楽殺人鬼の一面を持っている。

【十河】
東泉会十河組組長。若いが、貪欲さで若くして組長の地位まで上り詰めた男。とにかく血盛んで、シノギを増やすためなら手段を選ばない過激派。穏健派である最上と度々衝突していた。