幸喜/藤也/義人





幸喜

【容姿】
見た目十代後半。前髪重めの茶髪セミショート。基本派手なパーカー。童顔。いつもニコニコしてる。身長179センチ。

【性格】
とにかく人をいたぶることが楽しくて仕方ない根性がひん曲がった少年(中身は三十代)。自分の欲求に素直で、人から無視されることを嫌う。

【備考】
義人という少年の中に生まれた攻撃的な人格。幸喜という名前は同級生から取った。最初は人形遊び程度だったが次第に人格ははっきりと分裂し、自我を持って独り歩きするようになる。ほぼ同時に生まれた防衛人格である藤也を弟として扱っている。義人から自分の名前のついた人形を奪った実母を殺した。


藤也

【容姿】
黒髪。あとは幸喜と瓜二つ。基本仏頂面で表情が乏しいので幸喜とはすぐに見分けがつく。目は切れ長。基本黒のシンプルな服装。

【性格】
幸喜に比べて比較的大人しい。無愛想。照れ屋。割りと醒めてる。人並みには優しい。無口で口下手。頼られると嬉しい。短気で血の気が多い。

【備考】
義人という少年の中に生まれた防衛人格。最初は義人が作った猫のぬいぐるみだったが、義人が追い込まれれば追い込まれるほど2つの別人格は自我を持ち始める。義人が耐えられないとき、表立って全ての心身の苦痛を請け負っていた。名前の由来は同級生の名前。義人のことを実父のように扱ってる。


義人

【容姿】
パーツは全て幸喜と藤也と同じで、表情はまるで生気がなく常に俯いている。

【備考】
人見知りをし、内気な性格なため友達をつくることはできなかった。唯一手芸が趣味だった。初めて作った人形の友達の幸喜と、猫の藤也のぬいぐるみにいつも話し掛けていたが、それを見た実母に気味悪がられ二人の友人を棄てられる。けれど、義人の頭の中に二人の友人たちは存在していた。
幸喜か藤也が表に現れているときは義人は頭の中の部屋の奥に引っ込んでいる状態のため全ての記憶を共有することができない。けれど幸喜と藤也は記憶を共有することができるし、二人も義人の記憶を見ることが出来る。義人の精神が限界値に近付いたときや激しいストレスを覚えたとき、二人のどちらかが現れる。
実母を殺し、逃げた義人は自殺するつもりで迷い込んだ樹海で花鶏と出会い、自分を殺してくれるように頼んだ。そして深い眠りにつき、その代わりに二人の双子が自我を持って目覚めた。