やってみたい体位についてキセキが語ってみた(紫氷,黄笠,緑高,赤降+黒子)





何ですか、このいかにもくだらない題名は…といいたいところですが所詮僕たちは健康な高校男児。
まぁこのテの話は盛り上がるのでさっそく進めましょうか。

あ、遅れましたが僕黒子テツヤです。どうぞよろしくお願いいたします。
青峰くんは真冬に生息する幻の蝉とやらを探しに行きましたので本日不在ですがまぁ(どうでも)いいでしょう。





「体位かー。室ちんならなんでもいいけど、いままでずっと正常位しかしたことないやー。」

おっと、紫原くん。
さっそくサラリと凄いこと言ってのけてます。
あ、緑間くんが眼鏡をクイッと上げました。冷静装ったつもりでしょうか、でもハンバーガーをナゲットソースに突っ込んでるところで動揺してんのバレバレですけど。




「でも正常位はやっぱキングオブ体位と思うっスよ!なんせかわいい顔をバッチリ見れるっスから!!」


「たしかにー。あの顔見たくてヤッてるかもー。」
「顔だけ見たいなら対面座位はどうだろうか。お前達の言う可愛い顔とやらが至近距離で拝めるが?」
「…ぶっっ!!!」



キングオブ体位って…また馬鹿っぽい単語並べて熱く語るとか黄瀬くん相変わらずウザいです。
それに対して的確に返答する赤司くん、貴方もほんと相変わらずですね。
緑間くんがドリンク咽に詰まらせたじゃないですか。




「対面座位はいい。深く繋がれるし、落ちてくる涙をキスで止めることもできる。」


「…ろ…ロマンチックっスね…赤司っち…」
「んー…あれ以上深く突いたら室ちん壊れちゃうかもしんないからなー。でもちょっと試したい。」
「あー紫原っちの、もはや凶器っスもんねー。あの人にほんとに挿るんスか?」




ああそれは僕もちょっと思ってました。紫原くんのアレはちょっとびっくりするくらいのサイズですから。





「え?めっちゃ時間かけて拡げたら何とか挿るけどー?でも毎回超狭い。」
「面倒臭がりやの敦にしては意外だね。」
「愛っスね!!!!オレも先輩にはちゃんと時間かけて痛くないようにって気をつけてるんスよ!」
「あーでも、痛そーな顔がどんどん気持ちよさそーな顔に変わるのもけっこーオススメだけどー?」





あ、赤司くんと黄瀬くんが何か宙を向いて想像してます。次の瞬間ほぼ同時に二人とも鼻押さえました。
何でしょう。ハッキリ言って気持ち悪いです。

普段マイペースというか、のったりしたイメージしかない紫原くんですが…氷室さん絡むと妙にアクティブ感発揮しますね。
どんだけ好きなんですか。

……おや?








「…………、…深い、というなら…騎乗位が1番なのだよ。」



あっ、あの緑間くんがとうとう参加しました。
赤司くん、黄瀬くん、紫原くんが一斉に目を見開いて緑間くんを凝視している光景に笑い漏れそうです。

黄瀬くんすかさず「もっ回言って緑間っち!」状態に入りました。





「深いというなら…騎乗位、だと?真太郎?」
「なんだーミドチンもやることやってんじゃん。騎乗位とかって。ミドチンむっつり〜。」
「むっつりではないのだよ!!!………た、高尾が好む体位なのだよ。」
「なんか想像つくっスね。彼乗っかるの好きそうっスもん。」




煮え切らない緑間くんを押し倒して、自分から上に乗ってアレコレサービスする高尾くん………なるほど、黄瀬くんのいうとおり容易に想像できますね。





「だが断る!」

「え!?なんでっスか赤司っち?オレなら先輩に乗っかってもらって、ガンガン下から突いて、オレのお腹の上で先輩の可愛いチンコ暴れんの見たいっスけど!」

「……。………。」
「黄瀬ちーん、ミドチンがまじで引いてるからストップー。」
「えっ?!!騎乗位の話振った張本人のくせにっスか?!!」




いえそれもう関係なく、僕も引きましたから。
笠松さんに今すぐ黄瀬くんと別れてどこか遠くに逃げてくださいと本気でアドバイスおくりたいです。





「ところで赤ちん、なんで騎乗位はだめなの?」
「…馬鹿か敦は。乗られるということは僕が"馬"ということになるだろう。それは堪え難い。何より第一、見下ろされるのが良くない。うん。」
「(……阿呆だ。)…それを言うなら(お前の場合ほぼ確実に)対面座位も見下ろされるだろう。」
「でた、緑間っちの正論!」





そうですよね。
さっき自ら発言した対面座位も、見下ろされますよね。
矛盾してますよね。
まさに正論です、緑間くん。





「…対面座位は、こう、首に腕を巻き付けて抱き着いてくるだろう?だから見下ろされる感がしないんだ。」



「赤司っちドヤ顔…!(笑)」
「そういうのを屁理屈というのだよ。」
「へ〜対面座位ってそんなオプションつくの?……今度試してみよー。」



……屁理屈ではありますが…
たしかに、……だ、抱き着いてしまいますね。赤司くんのいうとおり、しかも、けっこう……自分からそうなっちゃいますね…。
な、なんだか…思い出してしまったが故に身体が熱くなってしまいました。





「まっでも結局先輩は世界一可愛いから、どんな体位でもいいんスけどね、オレは!」
「はー?室ちんのが可愛いし。」
「…………高尾だって可愛いのだよ。」
「何を言ってる。光樹は宇宙一だ。」




また何か馬鹿な事言い出しましたよこのヒトたちは。
………あ…何か…嫌な予感が…しなくもありませんね…





「先輩が1番なのは譲れないっスよ。あんたら何言ってんの?」
「涼太、あまり調子に乗らないことだね。いくら優しい僕でもキレるよ。」
「っていうか室ちんより可愛いヒトってどこにいんの〜??今すぐ連れてきてよ〜?」
「………誰が1番などとは興味ないのだよ。俺は人事を尽くして高尾を愛するだけなのだよ。」





ほらもう、空気が張り詰めてきましたよ。
一触即発というやつです。
結局みんな自分の恋人自慢ばかりなんですから本当に厄介ですよね。


……でもなんでしょうか。
少しだけ羨ましいと、思ってしまいましたよ。


まぁこれ以上ここにいるのは危険すぎますので今のうちに退散しますけどね。

というわけで、以上、
黒子テツヤでした。















(青峰さん、何してるんですか?)
(こんな寒い日になんで虫取網持ってんねん?)
(っていうか練習来いよ!!!!)

(良、今吉さん、若松、さん…………幻の蝉ってどこにいるか知ってる???!)

(((知らねーよ)))















〜END〜





*******


青峰が純粋すぎてバスケ馬鹿すぎて、蝉かザリガニとしか絡められない私(・∀・)


ちなみに黒子の相手は火神くん。
一応、火黒。






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