赤司さまについて陽泉が本気で考えてみた







「えー?…オヤコロ?」
「Oyakoro?」
「氷室無駄に発音いいアルな」


紫原の発言に氷室がWhat?とでも言うように首を傾げる。それに対してさすが帰国子女、とでも言うように劉も加わった。

今回も進行役の福井はこれに対してさっそく切り込む。



「は?オヤコロ??敦てめ日本語話せ。」
「はー?言ってるし。」
「…敦、俺もちょっとよくわからないな?」


教えて欲しいな、と甘えたように言う氷室に紫原は「はぁあぁ」と盛大な溜息を吐いた。
劉に至っては「氷室きもいアル」を目だけで主張している。




「だからー赤ちんはアレだよ、おれにさからうやつはーみなごろしー!ってやつ」
「おい、みなごろしって(笑)つかオヤコロどこいった!」

「…赤司くんは警察に捕まらないのかな??」
「笑顔で言う台詞か!」
「氷室も似たようなとこあると思うアルが。一回捕まっちまえアル。」




紫原の発言に各々が反応する。
福井が交互にツッコむ中、劉に至ってはどさくさ紛れに氷室の悪口になっているのだがそれを今更気にするメンバーではない。
むしろ今は赤司会議なのだ。





「あ、おやでもころす、だった。」
「うんまぁそれも普通ねーわな。」
「クレイジーですね。」
「いかれてるアル。」




紫原の訂正にそれぞれの感想が入る。ほぼ同じような感想だが紫原は気にせず続ける。




「あとねー自分よか背高いやつには"頭が高いぞなもしっ"っつって足首破壊してくる。」
「ぞなもしってオ・イ!(笑)つーかそれもう冗談抜きで警察いけよ!」
「……困ったな。俺も彼より背が高いぞ。」
「それ言うとワタシ2m超えなんですけど。足首どころか膝から壊されそうなんですけど。」
「ちょっ、劉、語尾アル忘れんな!(笑)」




誰かわかんねーだろが!と進行役の福井も思わず笑いながらツッコんでしまうくらい、素の発言をかます劉。

バスケット選手として足首を破壊されるのは本当に嫌だな、と真剣に考え込む氷室に「室ちんってアホなの?」と紫原の視線が告げている。

で、またもやここまでの意見をまとめて福井がホワイトボードに文字を書き入れていく。





【赤司せい十郎=無差別殺人鬼】





「……福ちん死にたいの?」
「福井先輩…骨は拾いますね。」
「ご愁傷様アル。」
「え??ホワイトボードに書いただけで俺殺られんの??」
「まさにDEATH BOARDですよ、福井先輩。」
「氷室おめ、ビミョーに古いネタで絡んでくんな。しかもクソつまんねー(笑)」
「室ちんJapaneseMANGAおたくだからねー。…ん?室ちん?」
「……。(つまらないといわれた…)」





福井の言葉にすっかり凹んだ氷室、そんな4人のやり取りを見ていた陽泉主将岡村は「…いい加減ワシもまぜてくれんかの……」と本気で思ったとか思わなかったとか。


結局、福井は(ちょっと恐くなった為)
【赤司せい十郎=暴れん坊主】

と、慌てて書き直しましたとさ。







(福ちんほんとに死にたいの?)
(福井先輩…骨は拾いますね…)
(氷室ソレ2回目アル。)

(えっ!!これも駄目なのかよ!!!!)




終わる!




*******



一度はやってみたいネタを絡めて「赤司さま」とはどういうキャラなのか、客観的に掴んでみようと陽泉メンバーに頼ってみましたが…


……結果よくわからんという(・∀・)






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