A-2(受け側による恋人自慢大会)




どうもこんにちは、黒子テツヤです。
珍しいメンバーが集まることになりました。そして謎の流れで前回同様、恋人自慢が始まりました不思議ですがまぁ進めましょうか。




「はいはいっ!オレからいっきます!真ちゃんは変わってるけど、ああ見えて優しいし男前だし自慢の彼氏でっす!!」

「へぇ、優しいんだ緑間くんって。」
「あんまそういうイメージねぇな。」


遅くなりましたが今回お集まりの皆さんは秀徳の高尾くん、火神くんのお兄さんの氷室さん、神奈川からようこそ笠松さん。
そして、



「……あの、なんで俺呼ばれたの??なぁ黒子…!」
「どうも降旗くん。」



さすが誠凜バスケ部、そして僕の友達。序盤にてミスディレクションの効果が消えてしまうとは。あ、でも今日はホークアイ高尾くんも居ますから参加しなきゃならないのも仕方ないですね。





「真ちゃんてば真夏でも真冬でもお汁粉大好きな変なヤツだけどさー、たまに2本買って"仕方ないからお前にもやるのだよ"っつってオレにもくれんの!は?別に要んないしって言ったら唇への字にして拗ねんの!可愛いっつーか、ほんと毎日笑いとまんねーし幸せだわオレっ!」


「…高尾くんよく喋るね。3割くらいしか聞き取れなかったよ、sorry。」
「黄瀬とはまた別の煩さだな…」
「お汁粉のクダリどうでもいいです」




あれですか、HSKとはハイスピードトーク和成、ですか。中身どうでもよすぎて思わずツッコんでしまいましたよ。
ちょっと高尾くんにはポテトでも与えておいて次、氷室さんあたりにお願いしましょうか。




「え、俺?…敦のことだよね。そうだね、幸せそうにお菓子食べてるトコとか見るとこっちまで幸せになるかな?」


「ぶはっ、氷室さんそれもうオカアサンっ…!!」
「つーか氷室もだけど陽泉って紫原に甘くねぇか??一年のくせに監督まであだ名呼びって考えらんねぇんだけどな。」
「(…なんか笠松さんがすごい常識人に見えてきたー!)」




なんでしょう、降旗くんが笠松さんをキラキラした目で見つめています。
そういえば、僕たちの知ってる人は大概変人か奇人か天然でしたね。まともな人っていうのが探してもなかなかいない中、海常の主将がその稀なる常識人だとあれば、尊敬と憧れの眼差しになっても致し方ありませんよね。



「陽泉は皆仲良しだからね。でも俺はちゃんと敬語使ってるよ?」


「敬語云々以前に暴力的という部分では貴方が一番どうかと思いm」
「はーいテッちゃんストップーー!!!!」
「ええと…とりあえず落ち着け氷室、ほらピクルスやっから。」
「ぉおぉお俺のもどうぞっ!!」



高尾くんに口をもがっと塞がれてしまいました。さすが紫原くんのお相手というべきでしょうか、氷室さんやはり恐ろしいですね。
もう少し遅ければ鉄拳喰らってた可能性大です。僕としたことが失敗してしまいましたね。
ではまともな笠松さんに話を戻しましょうか。




「あー…俺は…そういうのはいい。何も話すことねぇ。」


「またまたー!!そんなこと言わずにホラ、素直になるとこはなっとかないとー!」
「そうですよ笠松さん、高尾くんの言うとおり…あまりに天の邪鬼だといつか飽きて捨てられますよ黄瀬くんに。(ニッコリ)」
「す、捨てられはしないと思いますけど、素直にはなった方がいいと俺も思いますっ…!」




赤い顔をブスッとさせても成る程確かに可愛いでしかありませんね。
3人から容赦なく言われて途端に焦る顔も成る程、黄瀬くんがキャーキャー騒ぎ立てる訳です。
「………………、…あー…じゃあ…えっと…、…なんか、俺がいねぇとアイツ色々駄目になりそうで……、……そういう放っとけねぇところが……、…………………(ぼそり)」


「はいはーい!!和成くんにはバッチリ聞こえちゃいましたよーー!!最後ちっちゃい声で好きって言いましたぁ!!!」
「えっ…?俺は"嫌いじゃねぇ"って聞こえたけどっ…??!えっ?!?」
「降旗くん、この場合は"嫌いじゃない=好き"になるんですよ。ツンデレとはそういう生き物なんです。」
「俺は敦にはI love youってストレートに伝えてるよ?」
「やだなー!!氷室さんはツンデレじゃなくってヤン(キー)デレじゃないっすかー!!(笑)」



笑いながらバシバシッと氷室さんの肩を叩く高尾くん、貴方死亡フラグ立っちゃってますが気付いてないんですか。コミュニケーション能力を過信したばかりにご愁傷様です。



………あれ?
えーと…

僕たちも…
氷室さんどうこう以前に……





「…………とりあえず、お前ら全員シバく。誰がツン…?だって??ああ??」





………上下関係の鬼が指をボキボキ鳴らして立ち上がっている時点で逃げた方がいい気がしますね…。

僕も火神くんの自慢を皆に3時間程は聞いてもらいたかったですが…はい、そうですね、撤収することにします。

火神くん自慢は是非またの機会にお話したいと思います、ありがとうございました黒子テツヤでした。





〜終わります。〜




(ちょっと待てテツヤ!)
(はい?なんですか赤司くん。)
(まだ光樹が何も発言していないぞ!)
(………はぁ。)
(まだ光樹が何も発g、)
(終わります。)
(こ、光樹g)
(終 わ り ま す 。)
(………はい。)








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1/10追記:12/6〜1/4までの拍手内容でした。





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