@6校トークバトル




第一回キセキ自慢対決開催






・キセキの世代をゲットした6校の、バスケ部メンバーによるキセキ自慢です。

ではどうぞ。








「そやなぁ、まぁ青峰入ったんはデカイなぁ」
「確かに強いですよねっ、キセキの中でも断トツ……あっ、すいませんすいませんっ」
「謝らんでええって桜井、結局青峰は最強やねんから」
「そ、そうですよねっ」



開始早々キセキ自慢を繰り広げたのは桐皇高校の今吉と桜井。
その発言を聞いて、ちょっと待ったー!と勢いよく参戦するのは秀徳高校だ。





「聞き捨てならないっすねー、だーれが最強???オレらんとこの真ちゃんのが最強…つか最高だし!ね、大坪さんっ」
「そうだな。確かに青峰と緑間の場合、緑間に分があるな。」
「緑間もたいがい轢きてーけど桐皇の黒いのよりマシだしなー」




秀徳3年の宮地先輩の『轢きたい発言』出ましたー!
今吉がぴくりと反応。秀徳VS桐皇のトークバトルに突入か、と思ったところ、これに触発されたのは仲良しチーム陽泉高校だ!





「だれが仲良しだ。」
「福井、誰に突っ込んでるアルか?」
「というか誰じゃ、触発されてしもたんは??」
「…………、俺です。」





意外にも待ったをかけたのは氷室さんでした。スッと手を挙げて礼儀正しく参戦するあたりが氷室さんらしいですが目にはすでに闘志たっぷりです。




「秀徳のカチューシャ君、」
「高尾だろが。」
「こほん、…高尾くん、ウチには敦がいることを忘れていないかな??」
「あ、氷室ヤンキーモード入ってるアル。」
「敦は青峰くんをブロックすることもできるし、緑間くんにも負けないと思うんだよね(ニッコリ)」




氷室さんの周りにただならぬオーラ漏れてます。しかしここでそのオーラをものともしない(できない)空気読めないコが参戦しました!





「じゃー最強最高魔王さまは赤司にきまりだねっ!陽泉の紫くんは赤司のいうこと何でもきくって赤司言ってたもん!」
「…そうね、つまりは征ちゃん>紫原敦くんということになるわね。小太郎の言うとおりね。(魔王さまはともかく)」
「でしょでしょ玲央姉!ってわけでおれたちの赤司がいっちばーん!」





「ちょーそこの葉山、黙れ、轢くぞ!」
「氷室笑顔で立ち上がんな、とりあえず座れ。」




洛山葉山の発言で秀徳宮地と陽泉福井が触発されたようです…いや、福井さんは氷室さんを止めただけでした。
そんでもって宮地さんは緑間云々よりも単純に葉山が鬱陶しかったようです。




「んーじゃあやっぱウチの黒子が一番か?」
「アンタよくこのタイミングで入っていけるな…!」
「いや火神、だが黒子はその赤司が一目置く存在だぞ?あと紫原にも緑間にも青峰にも一泡吹かしてるし。」
「……、そう言われると…あいつ凄ぇな。」




誠凜高校、実はしたたかな男木吉の発言にウンウンと頷く火神。
まさかの黒子が最強自慢で幕を下ろすのか、第一回目キセキ自慢対決…………と思いきや。






「…とりあえず一個ええか?」
「えっ、今吉先輩どうしたんですかこの終盤に面倒くさ…あ、すみませんすみませんっ」
「桜井いま面倒臭いて言いかけたやろ?」
「いえっ言ってませんっ」
「…まぁええわ。このまま終了すんのは構わんねんけどな、そこ、全く参加してなくないか?」




今吉の指差した先にいたのは今の今まで全く発言していなかった1つの高校。
今吉に指摘されるまで何故かこの場所で全く関係のない試験勉強していた彼らですが、ようやく参加するのでしょうか。





「え?参加?参加って言われてもコレ、キセキ自慢の場なんだろ?」
「なぁ森山、ここの答えわかるか?」
「ちょっと笠松、お前主将なんだからお前答えろよ。桐皇の元主将からの質問なんだから。」
「んあ?」




そうです、海常高校です。
秀徳の高尾も尊敬しちゃってる海常主将笠松の発言に注目も高まります。




「えーと、…いや特にねーな。…なぁ小堀?」
「…うん、そうだな。な、森山?」
「まぁな。つか黄瀬自慢とか笑えるよな!」
「黄瀬自慢…ぶはっ」
「あ、珍しく笠松が吹いたぞ森山。」






そう言いながらも小堀と森山も小脇抱えて笑い堪えていますね。
そんな海常3年3人組を見ていた他高校の面々が一斉に席を立ちました。






「…何ていうか聞いたワシが悪かったな。ほな仕舞いにしよかー。」


「ほんじゃ帰ろっかい」


「宮地先輩、帰りチャリアカー引いてくれませんか?」
「お前まじ轢かれてーのか」


「赤司に東京バナナ買ってかえろーね!」
「そうね。」


「帰ったらリコに報告しなきゃだな」
「何をだよ…ですか?」
「まぁ結局誠凜が1番ってことだ。」
「(笑顔胡散臭ぇ…!!)」






というわけで第一回キセキ自慢対決はとりあえず誠凜高校に軍配が上がったところで終了します。
第二回キセキ自慢対決の予定は……もちろん未定です。








(…ねー、黒子っち)
(はい何ですか黄瀬くん?)
(とりあえずオレ泣いていいよね?)






終わる!!!!







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