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……まぁ…でも…
さすがは赤司くんと思ってしまいますね。
推理力、洞察力…相変わらず完璧です。

確かに…明日の練習試合の組み合わせから考えると…紫原くんと氷室さんの場合は―――……






『ねー室ちん、エッチしよー?』
『…駄目だ。絶対駄目だ。明日はタイガと対戦するんだぞ?!!SEXなんて言語道断だ!!』
『…ええ〜…(つーか英語と四文字熟語いっしょに使うのウザイ…)』


……なる…!!
ええもう絶対そうなりますね…!!
なるほど…赤司くん、やはり貴方が一日かけて考えたプログラムと部屋割だけあって…思わず感心してしまいました…


では今度は…
緑間くんたちで想像すると……



『真ちゃーん…イチャイチャしねーの??』
『しないのだよ。』
『…まぁそーだよなー。じゃあさ〜、…バスケしない?』
『今からか?』
『うん、明日の為に人事尽くしてーのよオレも!』
『…そうだな。明日こそ必ず勝つ。』
『おうっ!』




……な、なる!!!
ほぼ間違いなくそうなります…!!

緑間くんもですが高尾くんも相当負けず嫌いですし、一度敗北している洛山との試合となれば……二人の負けず嫌いメーターは最高潮になるはずです。

いくら緑間くん大好き人間の高尾くんも、これは人事を尽くしてバスケする他ないですね…


そうすると赤司くんが「これはいけない」と判断した黄瀬くんは―――…





『先輩…したいっス…』
『は?!お前っ、ふざけんなよ?!』
『ふざけてないっス。…先輩と一緒の部屋で我慢なんかできないっスもん。』
『だ、駄目だ馬鹿っ!!あ、明日、明日はお前ほら、桐皇とっ…』
『関係ないっスよ。』
『ちょっ、黄瀬、やめっ…、』
『無理。やめないっス…』
『あ、っ…、このっ、馬鹿…っ』





……なる、絶対そうなる。
1番想像しやすかったんですけど。
確かにこれは赤司くんの言う通りアウトです。完全アウトですね。




「…そういう訳だよ。理解できたか涼太?」
「うっ…、理解はできたっスけど、納得はできないっス〜っ!!!!」
「泣くな、うるさい、鬱陶しい。」
「赤司っちの鬼ぃっ!!!」




ぶわっと涙を浮かべて最後の悪あがき(に見えます)をする黄瀬くんに赤司くんは心底呆れた視線を送るばかり。

そしてその視線がふいに移動して――…



「……テツヤ、さっきから気になっていたんだがそこで何をしているんだ?」
「……。」
「?」
「……いえ別に。すみません。」




赤司くんにはミスディレクションも通用しないようです。

とりあえずペコリと頭を下げてそう言うと怪訝そうに首を傾げられてしまった。





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