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「なんだこいつらは……!!」

葵を捜すこともままならない。

「カカシ、気をつけろ!妙な噂が飛び交ってる!」


普段の平穏な里からは想像がつかないほど、騒々しい。その様子に戸惑っていると、アスマが飛び出してきた。








「葵が……!?」

「確証はねぇが、あいつに攻撃されたのがどうとか……まだそんな力はないはずだろ!?」

「いや……心当たりはある」


里の人間が何十人という単位で、葵を捜しているらしい。恐らく彼女を敵視している者達だ。

今日の明け方に帰ってきた葵の様子を思うと、つじつまが合う。


「懲りないやつらめっ……ナルトでさえもう……」

「今、キバと赤丸が匂いを追っているところだ……シカマルも合流しているかもしれない。そいつらの連絡を待って、今はこの暴動を抑えるぞ!」

「っ……」

今まで奴らに見つからなかったのが幸運だったのだろうか。

「しっかりしろ!心配なのは分かるが、あいつらのことを信じてやれ……」


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