02
「そうか、お前が三木の……」
「え……?」
ネジの言う言葉の続きが気になり待っていたのだが、それ以上に気になる発言が耳に入ってきた。
「今ここで――僕と勝負しませんか」
「え、リーくん?」
突然のリーからサスケに向けられた言葉に戸惑う。だって、もうあんまり時間がない。しかし話はとんとん拍子に進んでいく。
「フー…宣言します。君達はボクに絶対敵いません。なぜなら、今ボクは木ノ葉の下忍で一番強いですからね」
「面白い。やってやる」
「あ!やめてサスケ君!受付の4時までにあと30分もないのよ…」
「5分で終わる…」
「サスケ君!!」
(もう、サスケったら!)
(リーくん……速い!)
サスケが押されている。それにしても、あんな動き初めて見た。でもあれは……体術?
「!!」
「そこまでだ、リー」
誰かが止めに入ったかと思えば、……亀だった。何でこんなところに亀が。
しばらく呆然としていると、リーくんよりもさらに濃い人物が現れた。リー君達の先生らしいけど、親子みたいだ。
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