03





「……なーんて、私が言って良いものか分かんないんだけどね」

ベッドに仰向けになりながら、カカシと今日の出来ごとを話す。

「お前といいサスケといい、鋭いねーほんとに」
「サスケは昔から賢かったからねー」

私がそう言うと、カカシがふと動き(といっても寝ころんでいたんだけど)を止める。

「やっぱり……昔からの知り合い?」
「あ、……」

うちはと関わりがあった頃の話をしたことはまだなかった。
別に、言っても良いんだけどなんとなく自分のなかでストッパーがかかるっていうか……。

「じゃあ、イタチとも?」
「!」

私の無言を肯定とみなしたらしいカカシが、さらに問いかけてきた。その名前に一瞬胸が詰まる。
駄目だな私、この間決めたのに。

「確かに、知り合いだったけど……今はもう何も」
「そ?」
「そ。……っ、ん」

突然視界にカカシが映ったかと思えば、私の上に覆いかぶさってキスをされる。いまだ、慣れない感覚。ぎこちなく背中に腕を回すと、口内に何やら温かいものが侵入してきた。


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