02
一旦サスケは後ろに下がった。
「サクラ!タズナさんを囲んでオレから離れるな。アイツは葵とサスケに任せる!」
「うん!」
「君を殺したくはないのですが…引き下がってもらえはしないのでしょうね…」
「当たり前でしょ」
「やはり…しかし次あなた達はボクのスピードについてこれない。それにボクはすでに2つ先手を打っている」
「2つの先手?」
「一つ目は、辺りにまかれた水…そして二つ目にボクは君の両手をふさいだ…したがって君はボクの攻撃をただ防ぐだけ…」
(!!何、あの印は)
【秘術 千殺水翔!!】
「くっ……サスケ!」
「どうやらスピードはオレの方が上みたいだな…」
「ガキだガキだとウチのチームをなめてもらっちゃあ困るねぇ…
こう見えてもサスケは木の葉の里のNo.1ルーキー…葵は才能を秘めた天才。ここにいるサクラは里1番の切れ者…
そしてもう一人は目立ちたがり屋で意外性No.1のドタバタ忍者ナルト」
「ククク…ククククッ…白…解るかこのままじゃ返り討ちだぞ…」
「ええ…残念です…」
「……何?」
ピキパキキキキキ
【秘術 魔鏡氷晶!!】
「!!」
「何っ……!?【陽天】!!」
咄嗟に私は光でその氷を防ぐ。だが、サスケだけが閉じ込められてしまった。私も攻撃の反動で数メートル吹っ飛ばされ、体を打ちつけられた。その拍子に熱で溶けた氷、即ち冷水を全身に浴びる。
「(しまった……!冷水で陽蓮のチャクラが弱まっちゃう……)
つっ…サスケ……!!」
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