01

「じゃ!ナルトをよろしくお願いします 限界まで体使っちゃってるから…今日はもう動けないと思いますんで」

朝、疲れて眠ってしまっているナルトを置いて一足先に私たちはタズナさんの家を出発した。
その後橋に到着。そこの光景にはっとする。

「大丈夫ですか!?」

人がたくさん、倒れている。一瞬頭の中をよぎった、過去の光景を無理やり振り払う。

「ば……化け物……」
(まさか)

「!……来るぞォ!!」
「またこの霧っ……」

間違いない、再不斬だ。果して奴は姿を現した。

「久しぶりだな、カカシ。相変わらずそんなガキを連れて…また震えてるじゃないか…かわいそうに…」

違う。サスケは震えているんじゃない。


「やれ サスケ、葵」
「言われなくても!」

カカシ先生のその言葉に、私とサスケは直ぐさま再不斬の水分身に攻撃をしかけた。


「ホ―水分身を見切ったか。あのガキ2人かなり成長したな…強敵出現ってとこだな…白」
「そうみたいですね」

「どうやらオレの予感的中しちゃったみたいね……」
「本当にね……一緒に並んでるし。どう考えたって再不斬の仲間ね!」
「どの面下げて堂々と出て来ちゃってんのよアイツ」

「アイツはオレがやる。ヘタな芝居しやがって…オレはああいうスカしたガキが1番嫌いだ」
「カッコイイ…サスケ君」

いやいや、自分のこと差し置いてそれはないでしょ、サスケ。こんな時なのについ心の中で突っ込みを入れる。

「大した少年ですね。それにもう一人の彼女も。いくら水分身がオリジナルの10分の1程度の力しかないにしても…あそこまでやるとは…」
「だが先手は打った。行け!」
「ハイ」


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