02
「では、これから修業を始める!!」
「押忍!!」
チャクラについての説明を始めるカカシ先生。それに関して私は自信がある。何せ使いこなせないと生きて来れなかったんだからね。
そして、チャクラについて何も分かっていないナルト。……大丈夫かな。
「何だよ!何だよ!そんな難しい説明は解んないけどそんなの体で覚えるもんだろー!!」
「ナルトの言う通りだ…現に俺たちは術を使えている…」
「いーや!お前らはまだチャクラを使いこなせていない!!」
「なにィ!!」
確かになぁ……使いこなすのは大変だったな、私も。
「まぁ聞け…さっきサクラが言ってくれた通りチャクラを練り上げるとは身体エネルギーと精神エネルギーを取り出し体内で混ぜ合わせることをいう。
そしてそれは当然発動したい"術"によってそれぞれのエネルギーを取り出す量…つまり調合が変わるんだ…
今のお前らはチャクラを効果的に使えていない!
いくらチャクラの量を多く練り上げることが出来ても…術によってバランスよくコントロール出来なければ術の効果が半減してしまうばかりか下手をすると術自体が発動してくれない。
そしてエネルギーを無駄遣いしてしまうため長い時間闘えない…などの弱点が出来てしまうってわけだ」
「ど…どうすればいいのかな…」
「体でそのコントロールを覚えるんだ。命を張って体得しなきゃならないツラーイ修業!」
「なっ…何をやるの?」
「ん!?木登り…!!」
目の前にクナイが刺さる。だけど、
「カカシ先生、私合格で良い?」
「!葵早いってばよ!」
「案外簡単ね!」
「サクラちゃん!」
「どうやら今一番チャクラのコントロールが上手いのは、女の子のサクラと葵みたいだな……」
まあ、私に関してはチャクラコントロールくらい出来ないとね。歳も上だし。そう思うと、サクラはすごい。
一足先に私とサクラは休憩モードに入る。
(だけど……特にナルトはまだまだ強くなりそうな気がする)
もちろんサスケだって。何しろ彼はあのうちは一族なのだ。
二人の成長が楽しみだ。
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