遭難者達は揃って答えた「我々は雪山になんて行っていないし、遭難もしていない」と。

その雪山は一年中悪天候で、常に先が見えない恐ろしい山で有名だった。だがどんなに吹雪こうが、何日経とうが、帰ってこない者は1人もいなかった。

謎を解くべく向かった者は数知れず。ただ、皆謎を解くどころか雪山へ向かった事すらを忘れてのこのこと帰ってくる。

どういうことなのか。今でも時々その雪山へ向かう者はいるが、やはり無事に帰ってきている。雪山で何があったか答えられる者は、誰一人いない。



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