「ドルよぉ。聞いてくれ。今回やっべぇモン手に入れちゃったんネ」
「あーあーわかったわかった。だからそんなことより早く門の場所を」
「いやぁードルよぉ！これこれ！このボール！」
「話をき」
「このボール、名付けて！お手軽牢屋！…どお？気になる？気になるネ？」
「……」
「ここのボタンをな、ぽちっと相手に押し付けるとな、なんと！相手をこのボールの中に閉じ込めることができるんネ！中はどうなってるかしらんがネ！」
「そんな馬鹿な…」
「んふふぅ〜！信じるか信じないかはあなた次第ネ！」
「……エン」
「は。」
「入ってみろ」
「は。」


ぽん！


「…な、なんなんだよこれは…ほんとに入っちまった…」
「ネ！すごいでしょ！…で、条件だけど…」

ぽん！

「ぶは！…な、あれ、僕は…」
「…出てきたぞ」
「んふふぅ〜！それはですねドルよぉ。こいつは対象を痛めつけて弱らせたりしねぇとダメなんネ。時々こうやってでてくるネ」
「…ふむ」
「んでんで！条件は…」
「…一つじゃだめだ。百個用意しろ。話はそれからだ」
「デデッ！？百ぅ〜！？そんなになに使うんネ？！」
「……」
「…まぁ…この黒デデンネ商会にかかればそんなのちょちょいのちょいんネ！…ちょーっとだけ待ってるんネ！ほいじゃ！まったネー！」



「…食い殺していいですか。」
「おおう…エン、お前久々に自分からしゃべったな。」
「食い殺していいですか。」
「だーめ。」