「あの子は門の向こう側を知ってるね。要チェックだ。」
『…本当にそんなものはあるの…?なの。』
「あるよ。僕がそう言うんだから間違いないよ。」
『随分な自信…なの。』
「まあね。…あの子についていけば…なにかわかるかも」
『でもハレ…あの子は何も覚えて無さそう…なの。』
「覚えてないんじゃない…たぶん…。…ハレ?今…君ハレって…」
『ご…ごめんなさい。なの。』
「…フーシャ…。あぁー!また私おかしくなってたんじゃねーか?そうだよな…」
『……。』
「あいたた…くそ……。ちくしょう!…ちくしょう…」
『……。』
「……私はハレだ…私が私である内に、証明してやる…!」
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