「シーズちゃん。」







今日は俺の事務所にシズちゃんが来ている。
普段街ではずっと喧嘩をしていると思われているから人目につくところではなかなかいちゃつく事ができない。









俺としてはいちゃいちゃを見せ付けてやりたいくらいなんだけど、恥ずかしがり屋のシズちゃんは許してくれない。





だから人目につかないここ、事務所ならいいだろうと後ろから抱き着こうとしたら軽く掃われてしまった。









「あんまりベタベタくっつくな暑苦しい。」






「だってーシズちゃんそうやって恥ずかしがっていつもくっつかせてくれないじゃない。」






「うるせぇ。」





まったく…つれないねぇ。





その後からシズちゃんに動きがない。
どうしたんだろうか、そんなに俺にくっつかれるのが嫌だったのだろうか。それはそれで傷付くけれど。











心配になり横からそっと覗き込むとかたかたと震えている、顔は真っ赤になっていた。










体調でも悪いのか。
不安になったが暫くしたらその謎が解けた。












「本当にシズちゃんは純情(ウブ)だねぇ。」










恥ずかしいから嫌がっている。
もちろんそれもあったらしいが、あまりこういう事に慣れていないからどうしていいかわからない。
だから俺との接触を拒否した。
おそらくそんなところだろう。











…可愛い。


シズちゃんにこんなに可愛い一面があったなんて。









これからは人前で抱き着くのはやめてあげよう。







もっと沢山この表情を見たいけれど他人に見せてあげるなんてもったいないからね。










(シズちゃんの全て、俺の物だよ。)





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ぐだぐだ\(^o^)/
シズちゃん全然喋ってないw


文才が欲しいです本当に。





20111003

あずま



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