ちゅーパットの銀時視点 今日もクソ暑い。 神楽はあまりの暑さに耐えられず新八の家に出かけている。 つまり、今この万事屋には俺と新八しかいない、と。 おいいいいいい!何このシチュエーション!! 銀さんいい年こいて鼻血垂らしちゃいそうなくらい興奮してるんですけど! やべェよ、顔とか赤くなってねェかコレ チューパットを食べているときふっと前を見たら新八と目があった。 そそそうだ、いつも通り普通に話しかけるんだ 「新八、どうしたそんなに顔真っ赤にして。あ、まさか銀さんがチューパット吸ってるところみてやらしいこと考えちゃったんですかー?これだから思春期は嫌だねー。」 ちゅーちゅーちゅーちゅー苺味が口に広がるが味わって食べていれるほど冷静ではない。 「ちっ、違いますよ!今日は暑いから、その…チューパット食べたいなって。」 何こいつ、ダメガネの癖にすげーかわいいんだけど! でもこれってもしかして間接だけど…キスのチャンスじゃないか? いつも座っている椅子から新八が座っているソファーの正面へ移動する。 「んだよ…そうならそうって早く言えよな。ホレ。」 「え、これは銀さんのだから新しいの一つ貰おうかと…」 「ダメガネのくせに俺のチューパットを一本貰おうなんざ一万年早ェんだよ。テメェはこの俺の食いかけチューパット一口で充分だ。」 ずいっ、と新八に差し出す俺のチューパット。 いやいや流石の新八も俺の食いかけなんていらないだろう。 断られてラスト一本のチューパットを取りにいくんじゃねえか? なんか一人で間接キスとか想像しちゃって情けねぇわ。 「じ、じゃあ一口もらいますね。」 ま、まじでか! ぱくん。 ししし新八くーん。 俺のチューパット… 「ありがとうございます。 あの…晩御飯の買い物に行ってきますね。」 新八はそう言うと万事屋を出ていった。 さっきの新八が俺のチューパット一口食べたところが頭から離れねェェェ! ヤバいヤバいヤバい お 落ち着け! タイムマシンはどこだ!? (こんな俺に気付いたら新八は俺の事嫌いになるのかね?) ---------------------- 前にアップした銀新の銀さん目線。 両想いなのに想いを伝えない感じがたまらないです(^q^) 新八目線では余裕ぶってるように見える銀さんも内心凄く焦っているってのが書きたかった! 20110817 20111004 あずま ←→ |