「俺、今日からマヨラーになりまさァ」







奴がいきなり有り得ない事を言い出すから、これはきっと聞き間違いだと思った。









「総悟、テメェ正気か?
暑さで頭でもやられたらしいな、病院行ってこい。」






すると総悟は書類を片付ける俺に近付き、にやつきながら言う。










「何言ってるんですか土方さん。俺はいつだって本気ですぜィ。」







「そうか?ならいいんだけどよ。今度奢るぜ、土方スペシャル。」









「犬の餌はごめんでィ。俺がなるのは…。」








にやりとした表情を見ていると勘というやつだろうか?
いや、いつもの流れからしてこいつは良からぬ事を考えている。
とりあえずこいつから離れなくては。すっと立ち上がり距離をとろうとした時、腕を捕まれた。











「考えたんです、俺。土方さんは毎日毎日飽きもせずマヨネーズを摂取し続けている。ということはもう体中がマヨだらけ。つまり土方イコールマヨネーズ。土方さんが好きな俺はマヨラーって事になりやせんか?」










どさっ。










腕を強く引かれバランスを崩し畳に尻餅をつき総悟の腕の中に体を預ける形になる。










「本当は今日アンタ喰っちまおうと思ってたんですがねィ、鈍感な土方に説明してたら萎えちまいやした。今日は味見だけにしとくか。」











べろっ。




俺の首筋を舐めあげる。







「…っ!」









いきなりの出来事に驚きを隠せず唖然としていると、その顔を満足そうに眺めると静かに俺の部屋を出ていった。









「俺がマヨネーズ…か。」










(あながち間違ってねえな。)






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マヨラー!w
なんか思いついたんですよ、総悟がマヨラー。
もっと上手く表現したいけど難しい…。
あとタイトルのセンスが欲しいです



20110827
20110930

あずま



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