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白龍中編ねた

話題をふったのはこちらから
妙に歯切れ悪く彼女が、いう

「あー、だから、そう、両親とも死んで…うん、数年経ってるけど…」

うんうん、と歯切れ悪く彼女は話し終えた

「この話、やめよう」
震えた声だった

「あ、いや、なんかうまく笑えなくなるっていうか、別に仲良かった訳じゃないんだけど」
ううん、と彼女はうなる
瞳にはうっすらと涙の膜が張ってたように思えた

「なにいってるんだおまえ」
振り返った彼女は確かになきそう、だった

「笑ってはなす内容じゃないだろ泣けばいいじゃないか」
あはは、と彼女は笑ってそれからしくしくと泣き出した



泣いてもいいというのを初めて知ったのです

Mar 28, 2014 23:59
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