2nd neta | ナノ

落乱

twtrで呟いたネタ
※改行少ないから読みづらいかもです。

カメラマン勘ちゃんの話。人物の写真を専門に撮ってて結構名前が売れているけど、たまにファッション雑誌の写真を撮ってたりもする。勘ちゃんはファッション雑誌の仕事結構好きなんだけど、勘ちゃんのギャラが高いのであんまり仕事こなくてしょんぼり。どちらかというとファッション雑誌よりは会社の広告とかの仕事の方が多い。勘ちゃんの単独個展とか写真集とかもやってるし出してる。
写真家になるきっかけは高校の頃に大きな大会で優勝したこと。そして、その大会に写真を出したのは、高校で写真部に所属していて部員は全員出さなくてはいけなかったから。当時の勘ちゃんは写真は小さな頃からの趣味だったけど、部活に入る気はなかった。なのに写真部に入ったのは、憧れの先輩が写真部だったから。お年頃で青春な理由。優勝した写真も先輩を撮った写真だった。青春(*´ω`*)そんなカメラマン勘ちゃんの連載をするとしたら、ちょっとスレた子がよかったんだけど、あえて勘ちゃんのことを盲目的に尊敬してる子でもいいと思う。と、いう訳で、勘ちゃんがいろいろお世話になったファッション雑誌の編集長の娘さんがお相手。女子高生、写真部所属。ある日、主人公が部活中にやった写真を見ていたら、玄関から「うぉーい、今帰ったぞぉーい」という父親の声。…うわ、あの声は親父酔っ払って帰ってきやがったぞ…。めんどくさいなー、と思って玄関に迎えに行くとそこにはお父さん以外にも人がいた。「お、お邪魔します。お父さん、酔っちゃったみたいで…」困ったように苦笑いを浮かべている人。信じられなくて目を見開く。「水飲ませてあげてくれるかな?」やっぱり信じられなくて目をこする。ついでに頬も捻ってみた。…あれ、頬ってつねってもあんまり痛くないな。力足りない?…いた、いたた…「あの…?」心配そうな戸惑うような声に我に帰る。「お、尾浜勘右衛門がなんで家にいるのぉおおおお?」指を指して絶叫した私に、何故かお父さんは自慢げに言う。「へへ、○、勘右衛門のこと大好きだもんなー。お父さん実はずっと勘右衛門と仕事してたんだぜー?勘右衛門は俺に頭上がらないもんなー」勘ちゃんの頭ぐりぐりしだす親父。勘ちゃん苦笑い。「ちょ、ふざけんなよ親父!尾浜さんに触るとか!羨ましいことするな!」え、そっち?まぁ、そんな感じで。勘ちゃんのこと尊敬しすぎていろいろアホの子になってる主人公。勘ちゃんの写真には人間のいいところも悪いところも全部肯定してくれる写真。何で、尾浜さんは人間の写真しか撮らないんですか?って質問に勘ちゃんはちょっと困ったような苦笑いで「人が好きだからかな」って答える。そっかー好きなもの撮ってるからかーって主人公は納得するけど、勘ちゃんのその言葉にはもっと深い意味があって。大きな大会で優勝してから天才だ何だと騒がれて、自分の周りが一気に変化して。学校の先生も友達も近所の人も、好きだった先輩までみんな態度が変わって。汚い部分をいっぱい見て写真とか人とか大嫌いになった時期があって、っていうのを乗り越えてからの、でもやっぱり人間が好きーって言える、そんな勘ちゃんが書きたい、読みたいのためだけにここまで考えた。勘ちゃん素敵だよね素敵ですね素敵だよ。カメラマン勘ちゃんは素敵だと思います(結論)


14.8.12

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