城ちゃんに勝手に捧ぐ!
「強制ラブモード発動開始!」続編
─さよなら白城の頁─







『どうする?掻っ攫われたら』

「懐かしい話題出して来んなや。今更ビクビクしてまうやないか」



侑士と付き合って約10年。
もちろんその間に小さな喧嘩や大きな喧嘩もあったりして、実は何回か別れてはいるんだけど、それにしたってよくここまで付き合ってこれたなって思う。
中学生が高校生になって、それから私は就職、侑士は大学と進む道も違った。
すれ違いを繰り返して、それでも好きで、気がつけば10年。
年数にしてみたら長く感じるけれど、思い返す日々はそれ程遠くはない。



『でも言われてみたかったなーお前には渡さない!って』

「本当に好きな人、いるん?」

『うん』

「百音!?」

『うっそ。侑士だけだよ』

「この場面で驚かさんとってや」



周りにはたくさんの人。
両親に、友人に、それから正面には侑士。
困ったように焦ったような顔をしている侑士に私はふっと笑う。



「もし来たとしても、百音は渡さんけどな」

『大丈夫だよ。侑士が周りから固めていったから』

「抜かりはないで!」

『でしょ?それに今から、永遠の愛を誓うんだから』

「ふふ、そうやね」



私の左手を取る侑士。
そっと左手の薬指にはめられるのは、シンプルなプラチナリング。
少しひんやりとしたその指輪も、きっとすぐに私の熱を奪い取る。
私も同じように侑士の左手をとり、私の指にはめられた指輪と対のリングをするりと通した。



「重たいな」

『そうだね、もう一部だもん』



顔を見合わせて、2人で笑う。
これから10年、20年、それ以上に付き合っていくことになるこの指輪と侑士がすごく愛しい。
好きが大好きになって、気づけば愛してるに変わっていた。
中学から変わらない侑士の笑顔も、その手のぬくもりはこれから先も同じように私に向けられるんだろうな。
それを大事に、大切に、侑士とのこれからを築いていこう。



「百音、めっちゃ愛してんで」

『私も、愛してるよ』










(結婚したって、私はずっと侑士に恋する乙女でいたいなぁ)






20100626
きちんとしたやり取りを始めたのは12月28日月曜日12時30分でした。(細かい)その出会いから今日まで、かなりノンストップだったような気がする*笑 楽なお付き合いが出来る(何せお互いそう思っているし←)城ちゃんが大好きです!これからも自由に気ままに今までのペースで、変わらないお付き合いをお願いします★
あ、そうそうさよなら白城の頁(´;ω;`)(べ、別に忘れてたわけじゃないんだからね!)さよならは終わりじゃない、始まりだよね!ねっ!ってことで、また会う日まで(*゚ω゚*)ノシ

 
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