さよなら、アガサ2(創作)
2015/02/28 07:34

「何、コレ……。」

本来、白いハズの腹の一部分が
赤黒く汚れている熊の人形。

心なしか全体的に黒ずんでいるようにも
思われる。

持ってみると、中に綿が入っているとは
思えない重さだった。

背中のジッパーに手をかけようとすると


「ピピッピピッ」


突如、電子音が鳴った。

「……どこ?」

熊以外、何もない部屋から
何故か電子音が聞こえる。

仕方なく、音がした方に歩んでみる。

「このへん、かな……?」

真白な壁の前で座り込む。

「……まぁ、わかるわけないけど、って痛!」

髪の毛が何もないハズの壁に引っ掛かった…?

否、もしかしたら……。

手探りで
髪の毛が引っ掛かっている対象を探す。

「……あ、あった。」

どうやら画ビョウに引っ掛かった様だった。
……にしてもかたい。

数分をかけてようやく画ビョウを外す。

「あー、とれた。
……って、え?」

紙のような物から
覗いているのはタッチパネル。

急いで他3つの画ビョウも外す。

「おおー。」

数字三桁。

右下には何故か桜の花のイラスト。
一枚だけ淡いピンク色に塗られている。

「……レベル1ってこと?」

やめてよ、と心のなかで思う。

レベル5まであるってこと?

それとも……

「考えるの、やめよ。」

取り敢えず、三桁の数字を探さなくちゃ。


--message--
【壁からの電子音】クリア。
画ビョウを4つ手にいれました。
コピー用紙を手にいれました。

--item--
熊の人形
中に綿以外のものが……?
ジッパーをさげれば中の物が取り出せるかも。

画ビョウ
変鉄の無いただの画ビョウ

コピー用紙
よかどが少し破れている




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