なんでもいいからギャグかきたい(dkn)*ギャグ*NL
2014/12/24 22:20

【男子高校生の日常】より
三馬鹿&タダクニ妹&唐沢


クリスマスイブ的DK


タダクニside――


「だーかーらー!!」

いつもの阿呆面で、振り返る二人。

「お前らはどうして俺んちで騒ぐんだよ!?」

いつもの返し。
ただ少し、いつもとちがう。

「「くりぼっちぃいいい!」」

「いや、それお前らもだしな。」

「いやぁ〜タダクニくぅん、
わ・た・し・は・ち・が・う・か・ら(はぁと」

メガネをズラして女教師風。

あ、これ面倒くさいわ。面倒くさいわ、これ。

「そうっす、先生には俺がいるっす!」

「えー……あー……デップだっけ?」

「冒険の書1は消えてしまいました。
……あー、爆発しねぇかな、リア充」

「リア充……ねぇ。」

確か、隣の部屋もくりぼっちじゃなかったか。
まぁ、アイツは女子会とか
してるんだろ、多分。

「てか……これ、どーすんの?」

コンビニ袋に大量のクリスマス包装のお菓子。

「……しかも、買ったのヒデノリだろ?」

甘いもの嫌いなんだろ?確か。
……まあ、ポテチとかあるけど。

メガネをカチャリ、ヒデノリがかけなおす。
……なんだよ、この流れ。

「ああ……。よくある、あれだよ。
スプーンいくつおつけしますか?
イエ、一本デス。このやりとりをしたかった。
嗚呼、それがしたいがために
俺は散財したのさ……。」

祈りを捧げるポーズをとるヒデノリの横で
アーメンとヨシタケが呟いた。
……うん、パンツはいつかぶったんだ?

「ソッシタラサァァァァア、
レジノコサァァアアア、イッポンデスネェェエエ、トカ
イッチャッテサァァァアアア、イッポンシカイレナカッタンダヨォォ……。」

「で、俺がスプーン一本、
ドリンクコーナー(?)から
どや顔でもらってきた。」

「うん、まあ、
今握りしめてるのはパンツだけどな?」

「あ。まじだ。」

なんとゆうか、男子高校生のノリというものは
いつだって馬鹿で阿呆で素晴らしい。

妹に蹴り倒されるヨシタケを見て、
俺はそう思った。


クリスマスイブ的DK←終

---------

私と貴方と五秒


タダクニ妹side――


「ねぇ、妹ちゃん、どうしたの?」

「え、ああ、なんでもない。」

クリスマスイブ。カラオケからの帰り。
友達からの呼び掛けに現実へと戻される。

視線の先には帽子の貴方。
帽子の貴方とショートカット女子。

「うーん、リア充?」

友達がこそっと呟く。
やっぱり、そう見えるらしい。

「ラケットで足すくっちゃう?」

なんて友達が呟くけれど、
私は渋い顔のまま。

「まー、そんなに見たくなかったの?」

わかってたでしょ?なんて
友達が微笑みかけるけど、
まさか帽子の貴方、をみるなんて
想像もしていなかったんだ。

「私、こっちだから。」

ばいばい、と付け足して駆け出す友達。
さっきから時間を気にしていたのは
もうそろそろ電車が出る時間だからだろう。

「言ってくれれば、いいのに。」

たまにそんな優しさが妙に嫌に感じる。
嬉しいハズなのに、私のことを気遣う優しさに
いらだってしまう。

「あぁー。寒いなぁ。」

ぬくもりが欲しい。

ちょうど目に入ったのはコンビニで。
肉まんにあったかさを求めることにした。


手動扉


「あ、どうぞ。」

「すまん……って妹じゃないか。
どうした、こんなところで一人。」

「……ちょっと、肉まん食べたくて……。」

「確かに、寒いしな……。
やっぱ、俺も買うか。」

「え?唐沢さん?」

「フツーの肉まんか?」

「……え、そうですけど。」

「ちょっとサンタさん、するか。」

「え、そんな……悪いっていうか、その!」

「悩み事解決できなかったしな、いいだろ?」

「……うー、はい。(ずるい、この人、ずるい)」


私と貴方と五秒――終




*prev/next*
back/top

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -