貴方に捧げる(日記&創作)*aph
2014/10/27 19:53

おひさしぶりです。三月兎です……。
1ヶ月弱放置してました……すみません。

さすがにきつきつのスケジュールで
小説書く暇がありませんでしたΣ(ノд<)

代わり(といってもあれですが)
ハロウィン気合い入れてきますんで!←
よろしくお願いいたします。

……最低二つ。頑張って四つ。くらい……(´・ω・`)
あげたいですね(去年もおなじようなこといっry)


以下、イシルさんへのハピバ小説です*10/21
―・―・―・―キリトリ―・―・―・―

ルートside――

少しばかり肌寒い今日この頃。
兄さんが人肌を欲する気持ちも、
わけもなく寂しい気持ちも、
わからなくはないのだが。

ただいまの返答に、兄さんの寝息。
たいして遅くもない時刻。

もしかすると、季節のせいではないのではないか?

厭な考えがよぎる。

ベッドの上に横たわる兄さん。
その銀色の髪に指を通す。

さらさらと、嗚呼、銀色の髪の感触は其処にあるのに、
何処か遠くへ、もしくは近くの空気に
調和してしまうような、錯覚。

「なぁ、兄さん。」

人恋しいのはきっと貴方で、
そうさせているのは、きっと自分で。

何ら、俺が人恋しいわけではないのに。

何故だか身体が芯から寒くて。

外の温度の低さを言い訳にして、
同じベッドに潜り込んで、兄さんを抱き締めた。

「あったかいな……。」

ピクリ、兄さんの眉が動いて、
兄さんがもっと愛しくなって尚更ぎゅうと抱き締めた。

足りない、足りない……熱が、足りない。

もしも、目の前の貴方が、眠り姫ならば、
そっと、口づけしてしまうのに。

【兄さん】としか口に出せない自分が厭になった。

「貴方は酷い人だ。」

すっと出た何気ない一言に貴方が身じろいだ。

嗚呼、このひとはどんな夢をみているのだろう。

「愛しています。」

仕方なしに紡いだことばの方が本望だった。


―・―・―・―キリトリ―・―・―・―


フランスside――


不貞腐れ眉毛から
ニヨニヨと繰り出された突然の笑み。

……今日は10月21日。

どうして、こうも毎年、
馬鹿なマネをするのだろうか。

「何年たっても同じような日が
あらわれるわけじゃないが、同じ日付は
まわってくるもんだぜ?」

ニヨニヨ、ニヨニヨ、
嗚呼、そんなに俺をからかうのが
楽しいのだろうか。

毎年毎年、神様が痔だったとか、
そういう文句を連ねてきたけれど。

「トラファルガー。」

そう、今日は俺がお前に負けた日。

俺が苦し紛れに敗戦の理由を嵐のせいにした日。

「お?お前からその言葉を発するとはなっ……!」

満面の笑みを浮かべるお前に
俺は出来る限り寂しそうに笑って、

「お兄さんの歴史的敗戦はね、
お前に惚れてしまったことさ。」

そう、耳元で囁いた。

今年の10月21日くらいは、
素直に、本気で、勝ちにいこう。
お前を……おとしに。

10月21日→【トラファルガーの海戦】


―・―・―・―キリトリ―・―・―・―






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