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Memo
今夜はもうよくわからない言い争いの末に怒った夢主が半泣きで「〜〜〜ッ、インゴさんのバカ!!もう知りません!!」って檻から出て行ったあと、その背中がカーテンで遮られた途端目からポロッと涙が零れ落ちて「(……なんですかこの水は)」って真顔で首傾げてる猛獣インゴさん想像しながら寝る。
(そして数時間後ものすごくバツの悪そうな顔した夢主が檻のドアを開けた瞬間飛びかかって胸元に無言でぐいぐい頭を押しつけながらてこでも離れないインゴさん) #ごめんなさいが言えない
他人とケンカなんてしたことないからもちろん仲直りの方法も知らなくて、「ごめんなさい」の一言が言えなくて、だけど手離したくない離れたくないどこにも行かないでほしいまた優しい声で名前を呼んでほしい許してほしいあいしてほしい、という気持ちを持て余してどうすればいいのかわからないんですね。

「――……インゴさん、くるしいです」
「………」
「……インゴさん?」
「………」
「………あの、ですね……さっきは、ごめんなさい。言い過ぎました。お願いですから、許してください」
「………そこまで言うなら、仕方ありません。許してやりましょう」
「(素直じゃないなぁ)」

尻尾、揺れてますよ。

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インゴさんの帰宅を待ってる間にソファで寝ちゃった夢主を帰宅したインゴさんが「ベッドで寝なさい」と揺すり起こしたら「んぅう……インゴさん、だっこぉ……」って目を閉じたまま子供みたいに甘えられて当然ベッドに運ぶだけじゃ済まないインゴさん。

「ん、ゃ、だぁ…インゴさ、ねむい、からぁ……!」
「ええ、お前は寝ていて良いですよ」(ごそごそ)
「ひゃ、あ!む り!そんなっ…寝れな……あっ!////」#日常茶飯事

@XXX でも結局最後には「やっ…インゴ、さ…あっ、インゴさ……んっ、んん……す、きぃ……!」ってひんひん泣きながらだっこ(性的な意味で)しちゃうんでしょそうなんでしょ?
@XXX 翌朝目が覚めて夜のことを思いだした夢主がめちゃくちゃ恥ずかしくなって離れようとするんだけど「昨夜はあんなにもダッコダッコと甘えてきたくせに、今朝は随分と冷たいのですね」ってニヤニヤしながらからかわれるんでしょ!当然腕の中から逃がしてもらえないんでしょ!
@XXX 「いっ、インゴさん仕事!!出勤時間!!!」「……幸いワタクシには非常に良く出来た双子の弟がおりまして、」「エメットさんにきかせてあげたい!!!」「……おや、ベッドの中で他の男の名前を出すとは、マナーがなっておりませんね」「!!!(笑顔!!恐い!!!)」
@XXX 「……ねぇ、インゴ。重役出勤したクセになんでソープの香りさせてんの?」「スミマセンね、妻がなかなか離してくださらないもので」「それ絶対インゴのせいでショ!!!」「ご冗談を。アレが可愛すぎるのが悪いのです」「仕事押しつけられた上にノロケとか!!」
(エメットさんに『ソープ』って言わせたら風俗の香りしかしなかった)

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猛獣インゴさんは冬に重宝されるだろうなぁって

「インゴさんの背中、とってもあったかいです……!」(もふもふ)
「……」
「はぁぁ…しあわせ……」
「……」
「……」
「……………寝るな」(尻尾で頬をペチン)
「ぅひゃ!」

みたいな。
あったかいあったかいって喜んでる夢主と、くっつかれてるのは背中なのに、胸の奥がほんのりあったかいインゴさん。
でもやっぱりうとうとしてしまう夢主を「――寝るならこちらに来なさい」って手を引いて胸の中に抱き寄せて結局二人一緒にぬくぬく。そういう時間を猛獣インゴさんにあげたい。

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唐突にファンタジー系読みたくなってこの数日考えてた設定。
ポケモンの技=魔法の感覚で、それぞれのタイプの能力を持って生まれた人間が使える世界、ってことで。
魔法使いとチート殿下設定

能力者(魔法使いとも呼ばれる)がそもそも珍しい世界で、夢主は五つの能力持ち。
もともとはニンバサの敵国出身。
類まれな能力ゆえに周囲にもてはやされ、やや天狗になっていた。
が、噂がインゴの耳に入り、ニンバサに攻め入られた際インゴの手によって敗北の苦渋を味わった。
目の前が真っ暗になった後、気がつけば城に連れ帰られており、大人しく言うことを聞けば国(家族)を悪い様にはしないと唆されペロッと食われた上、宮廷魔術師(飼い殺し)に。
インゴが戦場に出る前夜は房中術と称していただきマンモスされる(実際にお互い魔力は高まる)
インゴは(密かに)妃に迎えるつもりで、本人なりに大切にしているつもりだが、夢主は未だに反抗心(力の差に対する純粋な悔しさと、"初めて"をペロッと食われた恨み)を持っていて、インゴに対して素直になれない。曰く、『嫌いではない』。

神官=アニノボさん=お母さん的存在(駆け込み寺)
基本夢主の味方で、気が立っているインゴから匿うこともしばしば。
が、素直にならない二人をからかい、時にインゴの前であからさまに夢主を誘惑し、ひっかきまわすことに密かな楽しみを見出している。

夢主の能力:(ポケモンのタイプで言うところの)炎、水、草、地、岩
インゴの能力:夢主以外の能力ほぼ全て。とてもチート。


カロス遠征中

「――あ、チョット。アレ見てみなよインゴ!」
「チッ!……あのネズミが何だと言うのです」
「(3日会ってないだけで相当イラついてるとかwww)ホラ、このカロスではあんなに小さな生き物でも寄り添うことを知ってるんだヨ」
「――何が言いたい」
「べつに〜?……ただ、大切な女の子を鎖で繋いで閉じ込めて、散々独り占めしたって満足できないホド好きなクセにクチを開けばイヤミとイジワルばっかりのどこぞ暴君も、少しは見習ったらどうカナって思ったダケ」
「成程、『死にたい』と」
「STOP!!STOOOP!!!!流星群は勘弁シテ!!!」

そんな会話を密かに気にしていたチート陛下は帰国後(しぶしぶ)お出迎えに来た夢主に早速実践してマジ泣きされてればいいと思います。

「――この度の遠征、お疲れ様でした」
「………」(ずいっ)
「(機嫌悪い…?)陛下?どうし、」
「………○○」(徐に抱き寄せてほっぺすりっ)
「ッッ!!?ひッ、やめ…!なっ、なんなんですか陛下ッ!!?」
「……」(すりすり)
「(恐い!!!)たすっ、助けてノボリさん!!ノボリさぁぁん!!!」

そんな二人を遠巻きに眺めて「あらあら仲良しさんですねぇ」ってニコニコしてる神官アニノボさんと「○○本気で泣いてるけどね」って苦笑してる同じく神官アニクダさん。エメットさんは柱の陰で腹筋爆死させてる。
(カロス地方で『ほっぺすりすり』を覚えてきたチート陛下のお話でした)

(魔法使いとチート陛下続き)ニンバサに連れてこられた当初は故郷に帰りたくて度々ノボリさんに泣きつきに行ってた夢主が徐々に陛下に惹かれはじめ、自覚はあるけど認めたくない時期に隣国のお姫様と陛下の婚姻の噂を耳にして(ソース=エメット)頭の中が真っ白になって、今まで呼べと言われても頑なに名前を呼ばなかったくせに、「イ ンゴ、さん……っ」って消え入りそうな声で名前を呼んで、何が起こってる状態のインゴさんの腕を無言でぐいぐいひっぱって寝台に座らせ、散々躊躇した末に自分からキス(ただし唇の表面を僅かに掠めるだけ)をした夢主に「……まさか、誘惑のつもり…ですか?」
と素で問いかけたら真っ赤になって涙ぐみながら俯くものだから「――それはまた、どういった心境の変化が?」と、指先で首筋を撫でながら熟れた頬を包んで問いかける陛下に「ッ……気の、迷い、です!」って応えてぎゅっと抱きついたあとの湿った夜の空気を妄想しながら眠ります。

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インゴさん絶対「うつしちゃうから部屋に入らないでください」って言ったら射殺しそうな目で睨みながら「なぜワタクシがお前に従わなければならないのですか。家主はワタクシです。ワタクシの家なのですから、どこにいようとワタクシの自由です」って言って梃子でもベッドから離れないんでしょ知ってる。
(訳:「お前が心配なのですせめて傍で看病させなさいこの鈍感はやく治してワタクシを構え」)

「…じゃあ…マスク、持ってきてください、わたしつけとくんで……」
「そんなものしたら余計に苦しいでしょうバカなのですか」
「……ならインゴさんがマスクしてください」
「お断りします」
「じゃあやっぱり部屋から出、」
「――What?(ドス声)」
「なっ…なんでも…ありましぇ……!(悪寒!!)」
「フム…この薬は食後用ですか……○○、何か食べなさい。食べたいものはありますか?」
「(食欲ないわけじゃないけどインゴさん料理できないしなぁ……果物、とか…?あ、リンゴ食べたいけどインゴさん包丁……無理だ……)えっと……なら、ミカン、とか?」
「Orange……?少し待っていなさい」
「――○○、オレンジは体温を下げるので風邪の時には向きません。別の物になさい」
「(絶対ググって来たなこの人……!!)い、いいんですそんなの!私はミカンが食べたいんです!ミカンじゃなきゃ食べなっ、げほっ、ごほ……!!」
「!!何をムキに……!わかりましたから大人しく寝てなさい!!」

インゴさん風邪なんかひいたことないから看病の勝手も知らないしどうしたらいいのかわからず部屋の外で逐一ググってそう。
そんで大急ぎで近所のスーパーで高っかいミカン買ってきて、でもやっぱり普段ミカンなんて食べないから剥くの超下手そう。皮ぼろぼろにしちゃって、力加減わかんないから身も潰しちゃったりして。「自分でできますよ」って言ってるのに頑なに剥いて食べさせてあげようとするインゴさんの隠れ特性:忠犬
なんやかんやで薬飲んで眠ったのに夜になると熱が上がっちゃって、息切らしながら寝苦しそうにしてる夢主見てどうにかしてやりたいのにどうにもしてやれなくて、せめてと思って手を握ったら普段よりもずっと熱い手が縋るようにぎゅっと握り返してくるものだから庇護欲芽生えちゃうインゴさん。

「(こんな、小さな手で……身体だってワタクシと比べてこんなに小さいのに…………この身体で、いつもワタクシを、)」
――以下桃色回想タイム(脚色有)――
『あっ、あっ…!やぁ、インゴさ…っ、そな、おっき……!』
『だめぇ…っ、あっ、も……ん、んっ!こわれ、ちゃぅぅ……!!』

一通り回想(妄想)したところで額を覆い、ふーって重い溜息つくインゴさん。
さすがに病人相手にそれはマズいと、ちょっと煙草でも吸って落ち着こうと立ち上がったらその物音で目を覚ました夢主が
「インゴさ……?どこ、に、」
「……少し、ベランダに出てきます。すぐに戻りますから」
「っ……ゃ、だ」

熱のせいで頬火照らせたまま潤んだ目で「そばに、いてくれなきゃ、イヤです……っ」なんて言うから心の中でエメットさんを10000回殴ることでどうにか平静を装うことに成功したインゴさんは無言でもう一回椅子に座って「……早く、治しなさい。ここに居てやりますから」ってかなり切実に願ってる。
(そして翌日風邪は治ったもののおあずけ食らわされてた忠犬(特性:絶倫)によって更に一日ベッドから抜け出せなくなったっていうそういうオチ。

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アニクダさんってなんだか色々抑圧されてるイメージなのでついついむっつりにしちゃいますよね。
実は「おにいちゃん」って呼ばれることに密かな憧れを持ってて、ある日ふと

「クダリさんってしっかりしてるし面倒見いいし、なんだかおにいちゃんって感じですね」
「えっ?」
「『クダリおにいちゃん』!……なんちゃって!」
「!!!」
「、え…あの、クダリさん真っ赤……」
「っみ、見ちゃだめだ…!」

みたいなやりとりがあった後、夜にベッドの上で妙に神妙な顔で、かつ何か言いたげに落ち着きがなくて、

「えっと……クダリさん、どうかしました?」
「いやっ……あの……」
「なんですか?」
「〜〜〜っ……ひとつ、お願いがあるんだけど」
「(珍しい……)何ですか?」
「ぉ……」
「『お』?」
「『おにいちゃん』、て……呼んでくれない、かな……その、こ、今夜だけで良いから……っ!」
「………え!!?」

的な。そんでまさかクダリさんにそういう願望があったなんて知らなかったものだから「へぇー……クダリさんってそういう……」なんてちょっとした悪戯心でからかおうものなら、
「ッ――そうだよ!!自分でも気づかなかったけど、どうやら僕にはそういう趣味があるみたいなんだ!!」って真っ赤になりながら開き直られて、ちょっと強引に覆いかぶさってきたクダリさんに「……で、『お願い』きいてくれるんだよね?そうじゃなきゃ、今日は優しくしてあげられないかもしれないな」
って色々意地悪されちゃうとかそいう展開希望です。

普段は年上の余裕を見せたいとか、がっついてると思われたくないとか、嫌われたくないとか色々考えた結果紳士的にリードしてるアニクダさんが、ここぞとばかりに意地悪するとか、でも実はそっちの方が素っぽいとか、萌えるじゃないですか。好きな子に恥ずかしいことさせて、『この子のこんな恥ずかしい姿を知ってるのは僕だけ』という優越感と支配欲に浸りゾクゾクしちゃうアニクダさん好きです。

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「○○、聞いて。大事なはなし」
「ッ…い や、です。聞きたくない……!」
「……ごめんね、だけど、」
「――聞きたくないって言ってるじゃないですか!」
「○○!ほんとにごめん!だけどちゃんと聞いてほしい!あのね、ぼく」
「いやですっ!やだぁ!!聞きたくないの……!!」
「ッぼくだって……!こんなの、言いたくない!!でももうどうにもならない!!あの頃には戻れない!!」
「ッ――!!くだり、さ」
「……ねぇ、○○。本当にごめん。あの頃の気持ちがなくなったわけじゃないよ。だけど、ぼくはもう――」

「――キミを、お姫様だっこしてあげられない」

「うわああああんクダリさん昔は平日だって抱っこでベッド連れてってそのまま朝まで耐久コース余裕だったじゃないですかぁ!!!」
「あの頃とは違うの!身体が!!ぼくもう立派な『おじさん』!!」
「やだやだクダリさんは永遠に私の天使でダーリンで王子様なんですぅぅぅ!!」
「現実見て!!!」

(実は夢主の体重もちょっと増えたんじゃないかなーって薄々気づいてるけどその辺りは口に出さない方が良いと言うことも長いお付き合いの中で学んだおじさんクダリ)

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例えば三人のクダリちゃんの前にブドウがあるとするじゃないですか。
それを一つ一つ丁寧に皮を剥いて食べるのがアニクダさんで、皮ごともぐもぐするのがスペクダちゃんで、「ね、むいて?」っておくちあーんしながら待機するのがゲークダちゃんだと思ってます。
どんなときも自分の手を汚さないゲークダちゃんきゃわわ!

「あ!これ種入ってる!種もとって!」
「もー……クダリさんそんなに食べたいなら自分で剥いてくださいよ。見てください私のこの両手。もうベタベタですよ」
「あのね、それは最後のお楽しみ!」
「……へ?」
「『ホントのデザートはきみ』ってこと!(^▽^*)」
「ッ――(あざといぃぃ!!!)」

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隣に越して来たエメットさんとやらの部屋から聞こえるてくる女性の嬌声が毎回別人な件について。
別にそこで暮らすためじゃなく完全に女の子連れ込む用のヤリ部屋として適当に借りたアパートが夢主のお隣だったパターン。
ドア開けたら偶然同じタイミングで隣も開いて、あ、コイツがクズ男かって冷ややかな眼差しを向けたら「ン?あ、キミこの部屋に住んでるの?ヨロシクね!」ってキラースマイルかまされてイラッとしたから次は絶対壁ドンしてやる。

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(猛獣インゴ)
「『ある日、檻の中のインゴが本当の猛獣になってた』――っていう冗談を思いついたんだケド、インゴは○○がどういう反応するか見てみたくナイ?」
「やめろ」
普通に心配しながら檻の中に入ってくる夢主が目に浮かんじゃったインゴさん。

書きだした当初は山月記的な結末も考えてたんですけどインゴさんが悲しすぎて没になりました。
インゴさんを守るために目の前で死んだ(殺された)夢主に発狂したインゴさんが、怒りと悲しみに身を任せてサーカスも街もなにもかも壊して壊して、それでも身の内を焦がすような、喉を締めつけるような行き場のない喪失感が消えず、疲れ果てて動けなくなるまで咆哮を上げながらひたすら野山を走って、気がついたら本物の獣の姿になっていた。みたいな。
自分のそんな姿に気が付いたインゴさんは『ああ こんな――もう、あれが愛してくれた"ワタクシ"でさえなくなってしまったのか』って、自ら命を絶つパターン。
それでも目を閉じる寸前、懐かしい恋しい声が自分を呼んだ気がして、
虚ろな目で、いつか一度だけ夢主と一緒に眺めた眩しい朝焼けに目を細めながら「 そこに、いたのですね 」って、安心したように目を閉じるの。

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かくゆう私は最近なんやかんやで身体と精神が逆行したインゴ君(推定15歳)の可能性に日々打ち震えているわけであって。
十代半ばでも既に夢主より全然身長高くて生意気だなぁって思いながら見上げてたらなんかフイッと顔を逸らされて、「あれ?」って覗き込んだらまた逸らされて、なんかよくわかんないけどちょっと顔が赤くなってる新鮮なインゴ君にきゅきゅ〜ん!!!ってなっちゃうお話。
取りあえず「ここが君の家だよ」ってマンションに連れて帰るんだけど「……なぜ、ワタクシの部屋の鍵をお前が?」って訊かれて「え ……ぇーっと……その、なんて言うか、実はその……い、一緒に、住んでたり、して」と、へらっと笑って言った途端無言で壁に頭突きしちゃうインゴ君。
そんでお風呂上りには現代のインゴさんが着てるパジャマを着るんだけどどうしても裾が余ちゃって不服そうなインゴ君。を、寝室に通して

「じゃあ今日はここで寝てね。何かあったら遠慮なく声かけて」
「……お前は、」
「私?私はあっちのソファで寝るから大丈夫!」
「………いつもは……」
「ん?」
「――"いつも"は、このベッドで一緒に寝ているのですか?」
「!!そっ……!そ、ぅ…だけど……!」
「だったら!何も問題はないでしょう?」

って言って、あわあわしてるあいだにベッドに引きずり込まれてどうしようどうしようってなるんだけど、隣に潜り込んできたインゴ君は無言のままで
(寝ちゃったのかな……?まぁ、今日は色々あって疲れてるだろうし)って目を閉じかけたところで「――まだ、起きていますか……?」とどこか不安げな声で話しかけてくるものだから

「眠れない?」
「………」
「……そっか、うん。そうだよねぇ」

と、なんだか異様に母性本能だとか保護欲だとかを刺激され

「ね、こっち向いて?」
「……何を、」
「いいから」
「………」

でインゴ君が振り向いてくれたところで頭を抱きしめて「大丈夫。大丈夫だよ、インゴ君」子供にするみたいに背中をとんとんってしてあげた――ら、何かに火がついてしまったインゴ君に突然マウントポジションを取られ、凝視した先のインゴ君は苦しそうで、何か言いたげで「――どうし、たの?」無意識に伸ばした手で頬を撫でた瞬間「ッ…お前、は……!」「え?」「――……お前は、ワタクシの"恋人"なのでしょう?だったら、」

「――もう、イイですよね?」

という強制味見イベントが起こるわけであってだな。
いつもより全然余裕なくて、性急で、ちょっと乱暴なインゴ君が実はこの時まだDTだったら私、神様に感謝する!!!!!

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料理苦手だけどインゴさんのために頑張って手料理振る舞った新人アイドル夢主が「マズい」と一刀両断され「これならエメットの作った料理の方がまだマシです」って言われて悔しいやら腹立つやらで腹いせも兼ねて連日エメットさんの部屋に入り浸ってお料理教えてもらうという暴挙に出た時、腹に据えかねたインゴさんの暴力の矛先はエメットさん宅のドアへ向かった――!!的なさあ。
私本気モードのインゴさんなら一蹴りでドアの鍵粉砕してチェーン引きちぎれるって信じてる。
(でもねインゴさんマズいって言いながらも残さなかったんだよ!ほんとは手料理嬉しかったからこっそり夢主用のエプロン買って用意してたんだよ!)

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仕事が立て込んで深夜帰宅後にボーっとしながらテレビつけたらルンバの通販やってて「………」ってなった後無言でパソコンからポチリしちゃうインゴさんかわいい。
後日久しぶりにインゴさんの部屋に来たエメットさんがルンバにえげつないほど攻撃されて「Ouch!!イタイ!!すっごくイタイ!!ちょっとコレさっきからずっとボクの足にぶつかってくるんだけど壊れてるんじゃナイ!?」「ゴミだと認識されているだけでしょう」「ボクが何をしたって言うの!!?」(この間ルンバはエメットさんのくるぶしを集中的に攻撃)

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(浮気番組視聴中/エメットと恋人)

「アハハ!女の子って恐いネー!」
「他人事みたいに言ってますけどエメットさんも経験あるんでしょ?100倍返し」
「……ネェ、別れたいなら素直にそう言ってヨ(震え声)」
「言ったら別れてくれるんですか?」
「っぅ゛……グス……ヤダ……ッ」
「(結婚しよ)」

(トリップ主)

「……の、ノボリさん、一つ確認なんですけど」
「なんですか?」
「あのさ……その、お、女の人にドキッとするとか……そういうのも浮気……?」
「………」
「いやっ!だって俺も元は男なんだし!綺麗な人とか可愛い人につい目が行っちゃうのは当然のことで……!」
「……わかりました」
「………っていう会話をしたのが二日前で、今日やたらデカい荷物が届いたかと思ったら中にXLの女物の下着と服が入ってたんだけどクダリさんこいつをどう思う」
「やめてあげてノボリあれでも思いつめる方だから」
「顔が笑ってますけど」
「もとからもとから!」
(※後にノボリさん渾身のジョークだったことが判明)

でもね折角買ったんだしって悪乗りしてノボリさんに着せてみたら更に悪乗りしたノボリさん(装備:女装)にベッドに連れ込まれて「おや、もうぐずぐずではありませんか。女性に犯されているみたいで興奮しますか?」っていうお決まりのあれそれを #文章はここで途切れている

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付き合い始めた恋人がなかなか部屋に上げてくれないって本気で悩んで落ち込んでしょぼーんってしてるエメットさんに「……性病持ちだからでは?」って真顔で言うインゴさんと「持ってナイ!!!!!」って涙目で全力反論するサブボスさんが好きです。

「……ってことがあってサ、ほんっとインゴってヒドイと思わナイ?」
「………ふーん」
「………チョット、なんなのその目」
「……ちゃんと検査には行った?」
「クダリまで!!??!!???」

「うっうっ………ノボリ、みんなヒドイでショ……?」
「…………えぇ、そうですね」
「……ノボリ」
「……はい」
「ノボリ、ちゃんとボクの目見てヨ」
「………」
「OMG!!!!!!!」

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インゴさんと喧嘩、からのお説教が始まって

「だからお前は隙がありすぎると言っているのです。バトルでも私生活でも。何度言わせれば気が済むのですかこのエアヘッド、こちらを向きなさいお前のことを言っているのですよ」
「……」
「……オイ(ドス声)」
「…私、『お前』なんて名前じゃないですもん」

て子供みたいにツーンと顔を背けてやったらブチ切れたインゴさんが頭鷲掴みにして強引に振り向かせてきたかと思うと徐に耳元で「――Baby.」とか囁きだして、咽かえりそうなほどの色気を含んだ吐息と声にひぇって肩を竦めた瞬間「Sweetie」やら「Hon」やら追い打ちをかけられ「... My love」あたりで限界突破して謝り倒すわけですが味を占めたインゴさんがことある毎に恥ずかしい呼び方して精神攻撃しかけてくる。

「――Darling...おっと失礼。○○、話がありますので執務室に来なさい」
「〜〜インゴさんっ!!それやめてって言ったじゃないですか!!」

そしてエメットさん爆笑。



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