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Memo
前に呟いたインゴさんと勝気な新人アイドル夢主の話。初めて貰ったドラマのお仕事が無事終わって、打ち上げに参加。
「お酒は苦手なので……」と断ろうとするも下心ありありな男性スタッフに強引に勧められ、上手なかわし方も知らないため簡単に潰される。
しかしまんまとお持ち帰りされかけたところでそういうことになるだろうと踏んで迎えに来たインゴさんに助けられて、でも夢主は助けられた(自分が危うい状況だった)なんてちっともわかってないから

「な、んでインゴがいるのぉ?」
「――……お前がバカだからですよ」
「!バカじゃ、ないもんっ!あたし、迎えに来てなんて一言も……!」

キャンキャン噛みつきながらも、本当はこんな遅い時間なのに迎えに来てくれたことが嬉しくて、インゴさんの車に乗せられてからも『インゴは結局アタシに甘いんだから』なんて思って、愛されてるんだ、と実感できてくふふって笑ったりして、でもてっきり部屋に送って貰えるんだと思ってたのについた先はインゴさんのマンションで、え?あれ?って思っている内に抱き上げられて、

「イ、ンゴ……!あ、アタシ自分である、」
「煩い。黙っていなさい」
「ッ!!」

応えるインゴさんの目が、声が物凄く怒ってることに今更気が付いて『なんで?なんでインゴ怒ってるの……!?』と蒼褪めながらわたわたしても後の祭りなわけで。
あれよあれよと言う間に部屋に連れ込まれ、ちょっと乱暴にベッドに落っことされて、「ッ、ちょっと!」って抗議しようとしたところで上に乗っかってきたインゴさんがギラギラした目で見降ろしながら自分のシャツのボタンを煩わしそうに片手で外していく姿に本能的な危機感がぞくりと背中を這って、「ゃ…だ……!インゴ、いやっ……!!」と、咄嗟に肩を押し返そうとするものの、自分の腕に全然力が入ってないことに気が付いて、ハッと息を飲んだところで「力が入らないでしょう」と。

「――まぁ、酒が入らなくともお前の非力では男には敵いませんが」

突き放すみたいに冷たく言われて、ふわふわしてた気持ちなんて一瞬でどこかに行ってしまって、やだっ!やだっ!て必死に抵抗してもお酒のせいで全然力が入らなくて、頭が痛くなって、涙も出て、それなのにインゴさんは話聞いてくれないし、全然やめてくれないばかりかいつもよりも乱暴で手加減もなくて、ダメって言ってるのに生で入れるし、もうわけがわからなくなって「ごめんなさいっ、ごめっ、ごめんなさぃ……っ!」って必死に謝り、どうにか許してもらおうと泣きながら擦り寄った瞬間、チッて舌打ちしたインゴさんに息が止まりそうなキスをされた挙句、がっちり腰を掴んで一番奥に押しつけられた状態で中出しされちゃうっていう。

「ふ、ぇ…ッぐ……!ひ、ど……なん、でっ……」
「――これくらいしないと、お前は懲りないし学ばないでしょう。満足に抵抗できないほど飲まされて、連れ込まれかけた自覚もないくせに」
「――今夜、こうしてお前を泣かせたのは、ワタクシでなく別の男だったかもしれないのですよ」

そこでやっとインゴさんがため息ついて、泣きすぎて赤くなった瞼に唇で優しく触れられて、色んな意味で安心した瞬間また涙があふれ出して止まらなくなる夢主をよしよしって宥めながら仲直りエッチに持ち込むインゴさん。
しかしまんまと流されていると思っていたのに今度はしっかりと避妊を求められ二度目の舌打ち。
そこで「もう芸能界やめろ(訳:嫁に来い)」「嫌だ」の押し問答。

若くして亡くなった母親が元アイドルで、小さいころそのステージの映像を見てからずっとアイドルになるのが夢だった。
キラキラした舞台に立って、集まったみんなに魔法をかけたかった。みたいな。後だし設定。

歌う曲の歌詞は自分で全部書く子で、それまではメッセージ性の強い歌を歌ってきたけどインゴさんと出会ってからは恋愛系の歌とかバラードが増えてたり。
優しい顔で、はにかんだ表情で女の子っぽい歌を歌うようになったと話題に。的な。

朝、インゴさんの腕の中で目が覚めて、まどろみをぼーっと噛みしめている内にハッと歌詞が思い浮かんで、こそこそ起きだして手帳に歌詞を書いてる時に後ろから「……何を書いているのですか」って寝起きのインゴさんに覗きこまれ「ッきゃあああ!!み、見ちゃダメ!!インゴは絶対見ちゃダメぇ!!!」
っていう朝の光景可愛い。後で見返してみるとあまりにもベタベタなラブソングで恥ずかしすぎて、だけどそれを運悪くマネージャーに見られてしまい収録することになってしまって、だけどどうしても恥ずかしいから表立っては発表せず、アルバムのシークレットトラックにこっそり入れとくみたいな。
まぁインゴさんは持ち前の勘の鋭さですぐにシークレットトラックに気づいちゃうんでしょうが。

「――先日出したアルバムのことですが」
「え?もう聴いてくれたのっ?(そわそわ)」
「……随分と熱烈でいじらしいあのシークレットトラッ、」
「!!?きゃっ、きゃああああ!!!!わああああ!!!ちがっ違うのアレは違くて!!!あ、アタシは嫌って言ったのにマネージャーが……!!!」

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くだらない理由でケンカしてるサブマスに挟まれお互いすぐ隣の席のくせにわざわざ夢主呼びつけて

「○○、これノボリに渡しといて!」
「……はい。あの、ノボリさんこれクダリさんから……」
「誤字が多すぎます、それにサインもありません。○○様、クダリに最初からやり直すように伝えてくださいまし」

いい加減うんざりして早く仲直りするように促したら促したで

「○○ひどい!恋人だからってノボリの味方するんだ!」
「(えぇー面倒くせぇー)……じゃあノボリさん、ここはノボリさんが大人になって、」
「お断りいたします。第一○○様はわたくしの恋人でございましょう!なぜクダリの言うことをry」

結果夢主がブチ切れることですみやかに仲直り一択になったサブマスさん。
その夜はお家に帰ってもノボリさんが「まだ怒ってますか?怒ってますか?」ってしょんぼりしながらソファに座ってるお膝に纏わりついてくるのが可愛くてなかなか「もう怒ってないですよ」って言ってあげられない。

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書類とか届けに行くといつも「ありがとうございます、こちらをどうぞ」ってニッコリ笑って机にストックしてあるお菓子をくれるアニノボさんが、今日書類を持っていったら「すみません、今日は切らしていて……」なんて申し訳なさそうにいうものだから「いえ!あの、むしろいつもすみません!」って言ってる傍らノボリさんが徐に立ち上がってえっえってなってるうちにちゅーされて、レモンの香りがふわんと微かに鼻孔を擽って(飴玉なめてた)、更に混乱するなか「おすそわけです」って悪びれた様子もなくニッコリ笑われたいです。アニノボさんとのファーストキスはレモン味。

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猛獣インゴさんも毛の生え代わりの時期があったらいいな。
腕とかは自分で手入れできるけどさすがに背中はできないから夢主がせっせとブラッシングして、そのうち心地良くてうとうとしちゃうインゴさん。

「わぁ、今日もたくさん抜けましたね」
「(眠い……)」
「毎日こんなに抜けちゃうなら、そのうち抜けた毛だけでインゴさんがもう一人できちゃいそうですね」
「……………――ワタクシがもう一人できたなら、お前は半分になりますね」
「へ?」

(インゴさんの脳内)自分が二人→もう一人の自分も夢主にちょっかい出す→夢主が自分に構う時間が半分になる。
(この手が触れるのは、ワタクシだけでいい)って。全部全部ひとり占めしちゃいたいインゴさん可愛いよぉ。
そんでブラッシング終わりましたよーって声を合図にそのままポスンて背中を後ろに倒して、インゴさんの体重を支えきれず仰向けに倒れた夢主の上で半身捻ってお腹に顔うずめてぎゅうぎゅうそのまま惰眠コース。

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(アニノボさんが保父さん)
ホントは食べられないほど嫌いなわけじゃないけどノボリてんてーに構ってもらいたくてわざとお野菜残して怒られて励まされて褒められたい。
ノボリてんてーが転んじゃった園児を抱き上げて「大丈夫、先生がついておりますよ」って聖母をも凌ぐ慈愛の笑みを浮かべてたりなんかしたら私の涙で大陸が一つ沈む。

「せんせぇ!あのね、あたしね、ぴあのひけるのよ!」「おや、それはすばらしい。ぜひ先生に聞かせてくださいまし」ってスマートにお膝にお招きして、人差し指オンリーのたどたどしいドレミの歌を披露した幼女に「ブラボー!とても素敵な音色です。よろしければ先生にも教えてくださいまし」って文字数

えっ、ノボリてんてーのお膝に寝転がって歯磨きですって!!!???

「はい、『あーん』ですよ」
「あー!」
「そう、いい子ですね」
「(*°∀°*)!!あ゛ぁぁあああ!!!」
「元気いっぱいですね。ですが声は出さなくて良いのですよ」

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あのね、うっかり進撃の巨人見ちゃったロリ夢主(普段はインゴさんにべったり)がね、次の日インゴさんを見て怖がってたらいいなって。そんでその辺の鉄道員さんの陰にぴゃっと隠れて震えてるものだから「……で、なんのつもりですか」ってイライラしながら訊ねたらうるうる涙目で「ぃ、インゴ……っわたしのこと、食べる……?」なんて言われて数秒の沈黙の後に「……――ええ、まぁ。将来的には」「:( ゙゚'ω゚'):!!?」ってなってるの可愛いよね。 #この間挟まれた鉄道員は息をしていない

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バトル中にゆびをふるあたりをくらってなぜか女性の身体(めろめろボディ)になったインゴさんが元の身体に戻るための条件が中出しされるとかいうお約束超展開で、「もうこの際エメットさんとかに相手してもらえばいいじゃないですかwww」なんて適当に言ってしまったばっかりに同じ技を食らわされ「無理です無理ですって!!!身体が男性になったからって私中身は元のままなんですから女性のインゴさん相手に勃ちませんて!!!」「煩いお前は黙って天井の染みでも数えていなさい」と逆レイプされる話を受信。インゴさんが無理やり勃たせてくる。
チッて舌打ちしながらさっさと済ませようとお口で準備してくれるんでしょ勃つまでは「早くしろ」って不機嫌なくせに勃ったら勃ったで色んな羞恥心に塗れて半泣きな夢主になんか興が乗って来ちゃって今度は焦らすんでしょ知ってるんですからね。

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徹夜と連勤で身も心も疲れ切った夢主がふ●っしーからヒントを得てバトルチューブのゆるキャラを作るお話。

「インゴさーん!見てくださいこれ!!」
「………一応訊いてさしあげましょう。その化け物は何のつもりですか」
「失礼ですね!これはバトルチューブの宣伝大使になるゆるキャラですよ!」
「そのような話、ワタクシは一言も聞いておりませんが」
「企画・制作、私ですからね!!」
「仕事をしなさい」
「仕事ですぅー!お偉いさんが『どうしたらバトルチューブの利用客が増えるか考えろ』って言うから、3日もかけて作ったんですからね!」
「そのような化け物に集客力があるとは到底思えませんが」
「わかってませんねインゴさん!ただ可愛いだけじゃこのゆるキャラ群雄割拠の時代は生き残れませんよ!」
「……その禍々しい目つきはどうにかならなかったのですか」
「あ、実はこの目つき、インゴさんをイメージしてるんですよ!ちなみに名前は『バトルトレインゴくん(仮)』です!!」
「……(カチッ)」
「ぎゃああやめてやめっ…ちょっ!ライターで炙らないでくださいすぐには脱げない私死んじゃう!!」

(そして都合よく現れるサブマス)

「やっほーインゴ!遊びに来ちゃった!」
「お久しぶりですインゴ様」
「あれっ?なにそれなにそれっ?すっごく可愛い!!えっ?バトルチューブにゆるキャラ作ったの!?」
「!!(ほら見てくださいインゴさんさっそくクダリさん食いついてるじゃないですか!※小声)」
「お前こそその濁り切った眼球見開いて御覧なさいノボリ様は渾身の苦笑いですよ」
「わー!わーっ!可愛いっ!!可愛いねこれっ!(むぎゅう)」
「(く、クダリさん……!この可愛さがわかるとはさすがです……!!)」
「………(イラッ)」
べりっ
「ほぇっ?…――インゴどうしたの、そんな恐い顔して」
「……いえ、大したことではございません。それはともかくクダリ様、この化け物は我がバトルチューブの公式キャラクターではございません。勘違いされては困ります」
「(インゴさん酷い!!)」
「………へぇ。じゃあさ、要らないならこの子僕にちょーだい!――……もちろん『中身』も込みで、ね?」

かくして勃発したバトルチューブのゆるキャラ(非公式)を巡るマスボスのバトルを面白がったモブに撮られ、ネットに流された末に新聞記事にまでされてしまう

「インゴさんインゴさん!!見てくださいこれ!!『バトルトレインゴ君(仮)』新聞に載ってま、」
カチッ(着火)
「ほぎゃぁあああ!!!!!」
そして『バトルトレインゴ君(仮)』は星になった…… #完

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毎朝目が覚めたら「おはようございます」って穏やかに微笑むノボリさんにパジャマの裾をたくし上げられ、乳首に優しく絆創膏貼られて、帰宅後にそうっと剥がされ着々と開発されていく夢を読ませてくださいよ!!!!読ませてくださいよぉ!!!!!!
剥がした後にはね、お薬ぬりぬりしてくれるんですよね。

「ゃっ…や…!ノボリさん、さわんない、でぇ……!」
「我慢してくださいまし。○○様は肌が弱いですから、こうしてきちんと薬を塗っておかなければかぶれてしまいます(にゅるにゅる)」
「っ、!、!!(じんじ、ん、する、ぅ……!)」



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