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Memo
ヒロインは教会のシスターで、時々ふらっと教会に来ては自分のことをただじっと見つめているだけの男(インゴさん)のことが無性に気になっている。
ある日突然雨が降り出して、傘を持っていないインゴさんに勇気を振り絞って傘を渡したことで少しずつ交流が始まるわけなのですが、16歳の誕生日、夜中の教会にインゴさんがまたふらりと現れて「告解をしたい」と言い出す。
「――でしたら、神父様を呼んでまいります」
「いいえ、それには及びません。ワタクシは信者ではありませんので、あなた方の言う【神】の赦しとやらは必要ないのです」
そう言って手を取られて、熱い瞳で「ワタクシがほしいのは、お前の赦しだけ」と囁くのです。
と言うのも、実はインゴさんはマフィアで、ヒロインの両親を殺したのもインゴさん。
幼いヒロインをその教会に連れてきたのもインゴさん。
毎年誕生日に届いていたスカビオサの花束の送り主もインゴさん。それをその時初めて知らされる。

「――ワタクシを、赦せますか」

父を、母を殺した男の手が、蒼褪めた頬を包み込む。
一方で、引き寄せられた片手は彼の口元に導かれ、その吐息が手の甲を掠めた瞬間に、涙と共に溢れたのは――
(……っていうお話をですね、本当は数年前スクアーロで書こうと思ってた)
スカビオサの花言葉は「不幸な恋」「私は全てを失った」「悲しみの花嫁」

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(※拙宅インゴさんは前髪垂らしてる設定)前髪邪魔じゃないですか?と聞いてきた夢主に「別に」って返したら「ほら、せっかくの男前なのに隠れちゃ勿体ないですよ」と、躊躇いなく伸ばした手で前髪を撫でつけられて「……そうやって、ワタクシに躊躇なく触れるお前に見えていれば問題ありません」「へ?それってどういう意味ですか?」「………」(目を逸らしてタバコの煙を長く吐き出す)みたいな、口説き文句が伝わらなくて内心ガックリしてる可哀想なインゴさんも好きです

「(鈍感にも程がある……ですがそもそもこの女もまさか欠片の好意もない男にこうも無防備に触れるなんてことはありえ――いや、この考えなしならあり得えてしまう)」
「?インゴさん、難しい顔してどうかしましたか?」
「(………もしこれもすべて計算尽くなのだとしたら、なかなかに厄介ですね)」

(気づいてインゴさん!多分その夢主は何も考えてないぞ!!!)
長期間そんな煮え切らないやりとりが続いて最終的にフラストレーションが爆発したインゴさんが「(わざとなら犯す!!!)」って切れて仮眠室当たりのベッドに押し倒したところで「インゴさん目が血走ってますよ。そんなに眠いんですか?あ、子守唄でも歌いましょうか?」とまたへらりと笑ってかわされ(Damn it!!誰かこのおぼこをどうにかしろ!!)って思いながらも自棄になってそのまま抱きしめて寝落ちする。そんなインゴさんが今無性に来てる。

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夜勤と言えばベタに閉じ込められる系が好きです。
一緒に倉庫の整理とかしてて外から鍵掛けられちゃって、
「うあっ、えー……うそ。鍵閉められちゃい、ました……」「えっ!?」「すみません私ライブキャスター修理中で……クダリさん持ってますか?」「!!あっ…えっと……ご、ごめん、充電切れ」
って咄嗟に嘘ついちゃう片想いクダリちゃん可愛いよぅぅ!!!

「(どどどどうしよう僕○○に嘘ついちゃった……!!でもこれでしばらく二人きりだし、これって絶対、絶対チャンス!!!)」
「あの、クダリさん?」
「ッッ!!!!な、なに!!??」
「っえ、あっ、お、驚かせちゃってすみません」
「!!!う、ううん違う!!全然平気!!僕は大丈夫!!!」
「(全然大丈夫そうじゃない……)もしかしてクダリさん、暗いの苦手ですか?」
「ぅえっ!?」
「あの、大丈夫ですよ。私別にそういうの気にしないですし、誰かに言うつもりもないですから。あ、なんだったら手でも繋いどきますか?そっちの方が安心するでしょ?」
「(なんか勘違いされてるー!!?)」

でも結局手を繋いで、ぎこちないながらも一生懸命会話してちょっといい雰囲気になってきたところでノボリさんからライブキャスターに連絡が入るわけです『クダリ!今どこにいるのですか!?○○様も見当たらないのですが』「え?クダリさんライブキャスター充電切れじゃ……」「(ノボリのバカ……)」
お話するのに一生懸命になっちゃって電源切るの忘れてたクダリちゃんぎゃんかわ

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(揃ってサービス残業中、二人きりの執務室にてなんとなくそういう雰囲気になりデスクの上に乗っけられ覆いかぶさられたという状況にて)

「ちょっ、と!い、インゴさん待って!待ってください!!」
「――ほう、主人に向かって『待て』とは、生意気な口をきくようになったものですね」
「そういう話じゃなくて……っ!て、ひぇ!?脱がさないでくださいっ!!」
「……ふむ、制服のままで、というのも偶には」
「違います!!し、仕事中ですよ!?何考えてるんですか!!」
「お前もワタクシも定時はとうに過ぎています。問題ありません」
「っ、で、も…職場だし……!!」
「ワタクシの勤務時間が過ぎているのを知った上でこの部屋に来る輩などおりませんよ」
「ぅ、でも…っでもあの、ほ、ほら!ごっ……ゴム、ないでしょ……?」
「ありますが」
「列で!!?ちょっとなんでそんなものコートに入れてるんですか!!インゴさんの浮気者!!最低!!!」
「……なぜそこで浮気者扱いされなければならないのです。お前のために用意していたに決まっているでしょう」
「ッ!!?だっ……え、い、インゴさん私が職場でそれ見せられて素直に頷く奴だと思ってたんですか……!!」
「――素直かどうかは別として、そのように仕込んだつもりですので」
「ひ、ぅあっ……!ぉ、おしつける、の…ずる、いッ」
「ほら、お前もご覧なさい。こちらはもうその気になっているではありませんか」
「ッ……そ、れは!インゴさんの方、でしょ……!!」
「――えぇ、そうですね。お前に鎮めてもらわなければ、おさまりがつかない」
「〜〜〜っ!!」
「ですから、ね」

「ワタクシに、素直で可愛らしいお前を見せてくださいまし」

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(※手袋を買いにパロ)

やっと人間の姿に化けられるようになって一生懸命お礼を言いに来た子狐ちゃん
「あのね!ずっとあいたかったの!!」
「(クダリ、それはないしょです!!)あの、その……っわたくしたち、いつもあなたさまを、みていたのです!」
でも緊張しすぎて尻尾が出ちゃってるの!!!!可愛い!!!!
さっきの子狐サブマス、可愛いなぁって微笑ましい気持ちで見守ってたら成長めっちゃ早くて一年足らずで身長を追い越され、あっという間に成体になっちゃってて、しかも狐だからちょっと狡賢く育ってるとなおよし。
二人してあの手この手で夢主に求愛してればいいと思います。

「○○ー!!遊びにきたよー!!」
「こんにちは、○○様」
「………ノボリ君、クダリ君、最近来すぎじゃない?」
「……迷惑?(きゅきゅーん)」
「!!や、そ、そういうわけじゃなくてねっ!!二人とも目立つし、あんまりこっちに来たら誰かに正体ばれちゃうんじゃないかって……!」
「でしたら○○様、今度はぜひわたくしどもの森に来てくださいまし」
「ええっ!?」
「ノボリ、頭いい!!すっごい歓迎会する!!!」
「ちょっ、ちょっと待ってまだ行くとは……!」
「(――良いですかクダリ、そのまま○○様を森に引き止めて、既成事実をつくりましょう)」
「(あは!賛成!!)」

@XXX「なんか……会うたびに大きくなるね……」「えへへ!もう○○のこと抱っこできちゃうよ!!ほらっ!!」「きゃっ、わ!!?お、降ろしてクダリ君……!」「ブラボーですクダリ!!そのまま我が家へ全速前進!!」「出発進行ーっ!!」「ダメダメダメダメぇぇぇえ!!!」

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(※もしもサブマスが親戚のおじさんだったら)

親戚一同が集まる席で……まで考えたけどどう考えてもサブマスさん忙しすぎてカレンダー通りの休みなんてもらえてない(震え声)

「あっ、ノボリおじさーん!クダリおじさーん!」(邪気のない笑顔)
「「(おじさん!!!!)」」

効果 は 抜群 だ !

「っ……○○様、お、『おじさん』は勘弁してください、まし……」
「まだ君の『お兄さん』でいさせて……!」
「(泣いてる!!!)」

――と言うのはあくまで建前の妄想であって、実際は酔ったサブマスの膝の上に拉致されてかいぐりかいぐりされて
「○○様はお会いする度に綺麗になっていきますね」
「うんうん!女の子の成長って早いんだねぇ。なんかちょっと寂しいかも」
「ぅう、あの……あ、あんまり触んないで……っ!」
「そ、そんな……!!」
「○○ひどい!!反抗期!!?」
「ちがっ…!もっ、ノボリさんもクダリさんも悪酔いしすぎですってばぁ!!!」
「○○様、わたくし悲しゅうございます……昔は自分からだっこをせがんでいたと言うのに……!」
「そうそう!昔みたいに『クダリおにぃたん』って言って!」
「!!?そんっ……そんな言い方してません!!」
「えー?言ってたよぉ。ねぇノボリ?」
「えぇ。それはもう天使のようでした……(恍惚)」
「ねぇほら、言ってみて!『クダリおにぃたん』!」
「○○様、上手にできましたら今年のお年玉はちょっと半端ないですよ?」
「(悪い大人の顔だ……!!!)」

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(※もしもサブボスが親戚のおじさんだったら)

「Hi○○!!久しぶりっ!相変わらずキュートだね、お小遣いあげるからチューしよう!」なオープンスケベなエメットおじさんと「ふむ……あと3年、と言ったところですかね」(胸を見ながら)なムッツリインゴおじさんにときめく

じゃあ引き取ってくれたのがインゴさんだった場合は初日から「初めに言っておきますが、ワタクシはお前の親代わりになどなるつもりは毛頭ございません」とかバッサリ言われて、自分はインゴさんに嫌われてるんだ、お荷物なんだって思い続けてたのにやっと独り立ち(結婚できる)年齢になったその日に出て行く準備をしてるところを見咎められてめちゃくちゃ恐い顔で「これは、なんのつもりですか」と問いただされ
「だ、って……私、もう大人、だから…っこの家を出て、」
「そのようなこと、許しません」
からの押し倒しで、ビックリして目を閉じたところでそっと左手を取られ、「初めに言っておいたでしょう。ワタクシは、お前の親代わりになるつもりはない、と」って言いながら、薬指に指輪を嵌められて、「ここにいなさい。これからも、ずっと。お前はワタクシの花嫁になるのですからーー」
という展開になるんですよね!!!ね、インゴおじさん!!!

(姪に初潮が訪れたことを知った夜はタガが外れそうになったインゴおじさん……)
(素直に写真を撮らせろと言えないので、盗撮した写真や寝顔写真を手帳に挟んでるのをエメットさんに見られてしまい暴力に訴えて照れ隠ししちゃうおちゃめなインゴおじさん)

寮より厳しいサブボス家ルール(門限は17時、異性の連れ込み厳禁、連絡帳と言う名のただの交換日記、22時消灯、おはよう・おやすみなさいのキス)
あと下着はインゴさんが用意したもののみ着用可、もでした!!

ライブキャスターに男の子の連絡先が登録されてた日にはお風呂に入ってる間に下着とズボンを一気に洗濯されて「あ、の……わ、私の、下着……っ」「ああ、申し訳ありませんが、全て洗濯中ですので暫くそのまま待っていなさい」なんて白々しく言った後に「○○、こちらに来なさい」と膝を叩く陰湿なインゴおじさん



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