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Memo

フリークショー要素の強いサーカスに来た猛獣使い見習いが、猛獣の血が混じってるインゴさんと出会って、時に食われかけ、時に食われ(性的な意味で)心を通わせていくハートフルストーリー!!!
「――どうしました?そのように震えていないで、しっかりと手綱を持ったらどうです?」「ひっ…や、こな……っ!」「ああ、猛獣相手に目を逸らしてはいけません。少しでも怯えた様子を見せればお前などすぐに、」「ッ――!!?」 「食べられてしまいますよ?」

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「インゴさん、雪って見たことありますか?」
「“ユキ”……?」
「私の生まれた国では、冬が来ると雪が降るんです。雨が凍りついて真っ白な結晶になって、空から降ってくるんですよ」
「………」
「う、嘘じゃないですよ!!ホントなんですからね!?」
「何も言っておりませんが」
「目が疑ってました!」

「とっても寒い夜は一晩中雪が降り続いて、朝には一面真っ白になるんです。さすがに寒いですけど、すっごく綺麗なんですよ!」
「……(『帰りたい』とでも、言い出すのでは、)」
「――あ、でも」
「?」
「インゴさんと一緒なら、あったかそうですね」
「ッ――!!」

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インゴさんは物凄い綺麗に猛獣の部分が出てる相当レアな獣人さんな設定で。
肘から先と膝から先は滑らかな体毛がビッシリでモフモフな。あと背中にもちょっと。
豹かチーターイメージしてましたけど大きさ的には豹かな。尻尾は未定。
でも尻尾ゆらゆらしてるインゴさん想像すると暖かい気持ちになります。
基本に人に触られるのが大嫌いだけど、そのうち夢主にだけ触らせるようになって、膝の上にべったり乗っかってまどろんでるところをエメットさん(サーカスオーナー)に見られて「やぁインゴ!また随分飼いならされたネ!」「煩い消えなさい邪魔をするならその喉笛噛み砕いてやりますよ」ってなる

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「インゴさんの目ってやっぱり真っ暗でもかなり見えてるんですか?」
「えぇ。お前のホクロを数えられる程度には」
「ッえ゛!?」
「ココと……ああそうですね、コチラにも」
「ちょっ、や…っ!ど、こ触って……!!」
「気づいておりましたか?舐めてやると、殊更にイイ声が出るようですが」
「(だ、だから妙にそこばっかり舐めてたのか……!!)」
「その様に赤くなるところを見ると、自分では気づいていなかったようですね」
「ッ、し、知らない……!!」
「おや。では、今夜はじっくり試してみましょうか」
「――!!!(墓穴!!!)」

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「よっ、っと」
「………何をしているのです」
「え?見てわかりませんか?ジャグリングですよ」
「そうでなく……なぜそれを、ここで……」(うずうず)
「オーナーに教えてもらって、練習してるんです。どうですか?結構様になってるでしょ?」
「………ッ」ペシッ
「あー!!なんで邪魔するんですか!」
「目障りです。やめなさい」
「(あ、目がボール追っかけてる……そういうことか)」
「………なんですかその顔は」
「いや、あの……インゴさんも可愛いところあるなって」
「――ほぅ」(のしっ)
「!?なっ、」
「これでもまだ、その様な口がきけますか」
「ッ……なんか、楽しそうですね」
「ええ、愉しいですとも。お前で遊ぶのはいつだって、ね――」

と、言いつつ、実は構ってほしくてしかたなかったインゴ君なのでした #きょうのもうじゅう

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(※ちょっと破廉恥)

「――……」(スンスン)
「ぅ、え……?な、なんですか?」
「……血の、匂いが」
「へ?あ――ああ、さっき角材の端でちょっと切っちゃったみたいで、ぇえ!?」
「、ん」べロリ
「ぃ、った……!ちょっ、インゴさん痛いっ、痛いです、てばぁ……!!」
「それくらい我慢なさい」
「やっ、ほんと、に…!ふっ……ぅ…!」
「――……おや。おかしいですね」
「っ、ぇ……?」
「今度は『コチラ』から、とてもイヤラシイ匂いがするようですが……?」
「ッ!!ちがっ、それ、は!」
「何が違う、と?」あぐっ
「〜〜〜!!!ぁ、や……!」
「――ほら、やはり。こんなにも甘い」




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