第一回 本編

シ「なにそれ……」

ビ「ま、もう少ししたら分かるんじゃなーい?」

ク「意味深だな」

シ「難しいなぁ……」

ビ「ガキの頃はやるだけやってみればいいのよ。さて、お次は……二巻に向けての意気込みね」

シ「二巻もう始まってるじゃーん」

ビ「そう言わずにぃ。ほら、ちゃっちゃっと答える!」

ク「……これから徐々に二千年前の事も、俺たちに降りかかっていることの全貌も分かってくるはずだ。まぁ、どんな環境だろうと、俺は俺のすべきことをする。ただそれだけだ」

ビ「かっこいいわねぇ。それじゃ、これからの活躍を期待しちゃおうかしらねぇ。ふふ、可哀相から無事かっこいいに昇格できるのかしら?」

ク「るせぇ」

ビ「で、ガキんちょは?」

シ「うーん。……まぁ、私も私なりに頑張る、って感じかなぁ。元々できること少ないし!」

ビ「いやーん、二人とも超真剣に答えてくれたー! ビルダちゃん嬉しいー!」

ク「……おい今までのいい感じの空気を返せ」

シ「ちょっと見直したのに……」

ビ「あんらぁ、何言っての! もっとビルダちゃんを崇めて褒めちぎっていいんだからぁ!」

シ「何だろう、イラッとする」

ク「……同じく」

ビ「さー、いよいよ最後の質問よぉ。覚悟はいい?」

シ「どうせ最後に一言、とかそんなんでしょ」

ビ「え、なんで分かっちゃったのぉ!!?」

シ「ほらねー……。って、えぇぇえぇぇぇえええ!!!?」

ク「まさか当たるとはな」

ビ「ちょ、ビルダちゃんびっくりなんだけどぉ!! なに、あんたエスパーだったわけ!?」

シ「問題なのは私じゃなくて質問の内容でしょうが!」



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