第一回 本編 ビルダ(以下ビ)「という訳でぇ、第一回ビルダの部屋はじまりはじまり〜!!」 クラウド(以下ク)「……はぁ」 シエラ(以下シ)「なんだろう、凄い帰りたい」 ビ「ちょっとテンション低いじゃない!! あんた達それでも主人公格なの!? あとこれ記念企画だって分かってるのぉ!?」 シ「うるさいなぁ。つーか、これ元々は記念企画じゃなかったじゃん。大体なんであなたが司会なの?」 ビ「そんなの適任だからに決まってるでしょー?」 ク「いっぺん“適任”の意味を調べて来い」 シ「そうだそうだ!!」 ビ「あーもー! うるさいガキねぇ!!」 シ「……で、今日は何するの?」 ビ「何って、ビルダちゃんとお喋りよ」 シ&ク「……ハ?」 ビ「なぁによその反応!!」 ク「てめぇとそんなテ●コの部屋みたいな事できるわけねぇだろ」 シ「お願いだから常識的に考えて」 ビ「さっきから好き勝手言ってんじゃないわよ〜ッ!! ビルダちゃんだってあんたらみたいなお子様相手にしたくないのよぉ! もっといい男連れてきなさいやぁ!!!」 シ&ク「黙れおっさん」 ビ「なっ! だからおっさんじゃないわよ!!」 シ「私たちからすれば三十路っておっさんだもん」 ビ「ぐぅ……ッ!! あんたらも近いうちに二十歳のくせにぃ」 ク「二十歳と三十路じゃ天と地だ」 ビ「っていうかね! 三十路三十路ってビルダちゃんまだ二十五だから!!」 シ「ねぇもう年の話はいいからさ。先進もうよ」 ビ「なんであんた達に振り回されてんのよ……。キィィイイィイ〜〜〜!!」 ク「で、結局俺たちは何をすればいいんだ」 ビ「もうっ、分かったわよ! 真面目にやるわよ! まずは、あんた達の簡単な自己紹介からよ!」 シ「自己紹介かぁ。……苦手だな」 ビ「つべこべ言わない! じゃ、まずは名前と年齢と、それから出身国」 シ「名前はシエラ=ロベラッティで十六歳。出身はロベルティーナ王国」 ク「俺はクラウド=ディワーディス。歳は十七だ。出身はナルダン王国だ」 ビ「……意外とまともに答えてきたわね。次は、趣味と職業、それから自分の性格を一言で」 シ「えー、趣味なんてないよー。職業は、魔法学校の二年生かなぁ。性格は……よくわかんない」 ク「トラブルメーカーでいいだろ。あと無駄なところで気が弱いとかか?」 シ「それ性格じゃないし。そういうクラウドは?」 ク「趣味は剣の手入れと鍛錬だな。職業はナルダン王国騎士団五番隊隊長だ。性格は……至って普通だと思うが」 シ「うわそれ間違った自己認識! クラウドは堅物だよー。ていうか趣味が剣の手入れって……流石剣オタク」 ク「るせぇ」 ビ「んまぁ、ビルダちゃんは硬派な男の方が好みだけどねぇ」 ク「それは聞いてねぇ」 ビ「ムキィィイ〜!! あぁもう! 次行くわよ次!」 [mokuji] [しおりを挟む] |