ピンポーン
『はぁ〜気がのらねぇ…』
「姉さん、シエル可愛いんだから!」
は!?男が可愛い!?
そんな事ならエリザベスが婚約者になれば良かったんだよ…
元はといえばエリザベスだったんだし…
そう、本当はエリザベスだったのだか俺が長女など、いろいろな事情で俺が選ばれる事になった。
そのため、エリザベスはシエル?とかいう奴の事を知っている。
『ドアッバ!』
「…お待ちしておりました」
急にドアが開いた。
…変な声を出してしまったじゃないか!
「お…お前」
隣にいた執事の名前が珍しく動揺していた。
「お久しぶりですね…お兄様?」
何か執事っぽい人が執事の名前に向かって「お兄様」と言っていた…
お兄様!!?
「おいセバスチャン何をしているんだ」
奥から少年が出てきた。
「…今はセバスチャンというのか」
「主にもらった名前ですので」
この二人にはなにかありそうだ。
「シエル――――!!」
エリザベスが少年に抱きついた。
ってシエルってコイツ!?
なんか思ってたよりかは…チビだな
あぁもう何なんだ一体!
エリザベスはシエルとかいう奴に抱きついたままだし、執事の名前は…
まぁ兄弟で仲良く…しようね
…ってやってられるかァァァァァ!!!!