「とりあえず…警察に連絡しないとな…」

ヨハンさんはそう言い携帯電話から警察に電話をかけると5分程で警察が到着した。
警察官が俺から事情を聞いてきたので今まであったことを話そうとしたが上手く話せなかった。
大柄でいかにもいかつい警察官だったので、そんな俺に腹を立ててるのだろうと思っていると

「そうか、怖かったな坊主……そんなくそ野郎早くお縄につかせてやるから心配するな」

と、頭をぽんぽんと撫でられた。

「牛尾さん、こちらちょっといいですか」

「おぅ!今行く!それじゃあな!」

牛尾と呼ばれた警官が去ると警察に呼ばれたらしい店長が声をかけてきた。

「深夜は一人じゃ危ないかねぇ…考えないといけないかね…今日はあたしが番しておくから十代ちゃんはお家におかえり、あとで剣山君も来てくれるみたいだしねぇ」

店長の優しさに大人しく甘えて今日のところは帰ることにした。




「えっと、君の家はここで良いのかな?」

「あ………はいっ」

危ないからということでヨハンさんが家まで送ってくれた。

「うん、それじゃ…今日はゆっくり休むんだよ?おやすみ」

「あっ!!待って!!」

思わずヨハンさんの腕にぎゅっとしがみつくとヨハンさんは察した様に頭を撫でてくれた。

「うーんと…明日は仕事休みだし…君さえよければ君の部屋にお邪魔してもいいかな?」

「……良いんですか?」

「君さえ良ければね」

「なら……お願いします」


会って数日…しかもただの偶然で出会った客を部屋に招くなんて無用心なのかもしれない。しかしそれ以上に一人でいるのは怖かった。
それに、ヨハンさんといるとなんだか………。

「安心する……」

「え?」

「あ……いや、何でも!どうぞ!」

ガチャリとドアを開けてヨハンさんを部屋に通した。来客用にと置いてあるカップを棚から出し、冷蔵庫からペットボトルに入ったお茶を注いでテーブルの上に置く。
初めて来たからかヨハンさんはそわそわして落ち着かないように見えた。

「あ。ありがとう…」

「今日は本当に……助けていただいてありがとうございました」

「でも……俺がもっと早く行っていれば」

「いやいや!ヨハンさんが来てくれなかったらどうなってたか……」

本当に、考えるだけで恐ろしい。


そして冷たいお茶を飲みながら少しお互いのことを話した。
ヨハンさんは近くの会社に勤めている会社員で、俺より3歳年上の24歳らしい。日本語がうまいのは幼い頃に引越してきて以来、ずっと日本で過ごしてきたからだそうだ。
そして嬉しいことに共通の趣味があった。世界的に有名なカードゲームだ。それを聞いて途端に親近感が沸いた。

「じゃあ今度一緒にデュエルしようぜ!」

「もちろん!まさか君もやってるなんて思わなかったなぁ」

「俺も思わなかった!ヨハンさんって大人っぽいからさ」

「あはは!まぁ、歳上だからだろ。俺はまだまだ子どもだよ」

にこにこと楽しそうに笑うヨハンさんに俺は気持ちが少しだけ楽になった。誰かが傍にいてくれるのがこんなにも心強いとは。
談笑しつつ、新しいお茶をいれてヨハンさんに渡そうとすると……

「あっ」

何かに躓いて、カップに入ったお茶がぱしゃりと宙に舞う。
そしてびしゃり。お茶はヨハンさんのワイシャツへと吸い込まれた。
態勢を立て直した俺は大丈夫だったが、やってしまった。

「す、すみません…!」

「ああ、大丈夫だよ。けどちょっとタオル貸してくれるかな?」

「はい…っ………あ、でもどうせだから風呂入って行きませんか?その間にワイシャツ洗っておくし」

「……じゃあ、そうしようかな。頼んでいいか?」

「はい!あと…出来れば光熱費浮かせたいんで…その……」

「ああ!一緒に入ろうぜ!」

俺の申し出にヨハンさんは気分を悪くしたような素振りもなく、にっこりと笑顔で受け入れた。





ヨハンさんを先に風呂に入れて、俺は着ていた洋服を全て洗濯機へと放り込む。洗剤と柔軟剤を入れてスイッチを押すとスタートの音楽が流れた。
洗濯機が動き出すのを確認して、浴室のドアをノックしてから開けると、湯気がもわもわと出てくる。ヨハンさんはシャワーを浴びていた。

「お、来たか」

「すみません、狭い風呂なのに」

「いや、そんなことないぜ!」

「……えっ、と…お背中流します!」

座ってください!と浴室用の椅子を出し、ヨハンさんを座らせる。
スポンジにボディソープを垂らし、わしゃわしゃと泡立ててからスポンジを滑らせた。

「ん……気持ちいいよ。ありがとう」

「いえいえ」

わしゃわしゃとヨハンさんの体を洗っていく。背中をすっかり洗ったあと、前の方を洗おうとすると……

「え……」

「…っ…ごめん、疲れ勃ちしちゃったみたいで」

ヨハンさんのあれは堅くなっていたのだ。

外国人だからなのか、けっこうでかい。
まじまじと見ているとヨハンさんがさっ、と手で股間を隠した。

「あ、あんまり見ないでくれよ……恥ずかしい」

「あ……ごめんなさい」

疲れ勃ちということは、やはりコンビニでのあのことも疲労になってるんじゃないかと思う。そう思うと何とかしてあげたくなった。

とりあえずそのまま体を洗っていく。ヨハンさんの体が時々ぴくんと跳ねた。
もちろんヨハンさんの股間のものはでかいままだ。俺は意を決してそれを、ぺろりと舌で舐めた。

「…っ…!?…な、何して…」

「何って…フェラ…?さすがに大きいままじゃ良くないだろ?」

「そんなことしなくていいよ!」

「でもヨハンさんは俺を助けてくれたし……」

「いや、ちょっと待っ…!」

制止するヨハンさんを無視して舌を這わせる。自分でする時に気持ちいいところを舐めると、ヨハンさんも気持ちいいみたいで体をビクビクと震わせていた。
もっと気持ちよくなって欲しくて俺はくわえてみた。口いっぱいに入って少し苦しいけど、そのまま一生懸命舌を動かしたり吸ってみたりした。少ししょっぱい。

「ん…んんっ……」

「…う……くっ……」

ヨハンさんはどんな顔してるんだろうと思って、くわえながら顔をあげて見た。息を荒げながら気持ち良さそうな顔をしていて、嬉しくなった。
役に立てたんだ、良かった……と思っていると目があう。

そして俺の頭に手を伸ばすと、優しく撫で始める。その時の顔がすごく優しげで、俺は胸のあたりがきゅうっ、と痛んだ。
何だろう、これ。

あの男に無理矢理させられた時とは明らかに違った。

「んむっ……んっ…」

「…っ…は……」

じゅぷじゅぷと恥ずかしい水音が浴室に響く。俺はすっかり興奮しきっていた。

ヨハンさんが気持ち良くなれるように必死に吸い付いて、玉を揉んでいると、びくびくっと震えてヨハンさんが射精した。
口の中でどろどろした精液が出されて、俺はびっくりして口を離す。
顔や体に精液がかかってきて、目を瞑った。口の中に入った精液を吐き出していると、ヨハンさんが慌てて謝ってきた。

「ごめん!ごめんな…っ…!」

「ん、大丈夫だから……」

「ごめん……」

「それよりヨハンさん溜まってました?何かすごい濃い気がするけど」

そう言って体にかかった精液をにちゃにちゃと触るとヨハンさんは顔を真っ赤にした。






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