よんじゅうよん




あの後ちゃんと帰れたのかは定かではないけれど、自分の布団で目を覚ましたのだからきっと帰れたんだろう。


ってか、あれほんと何!?

颯斗くん熱があったのかな?
いや、そうにちがいない。

うん。そう思おう!←


なんてことを考えながら歩いていると、目の前に麗しき誉さんがあぁあ!!
いたんです。はい。

テンションだだ上がりですよ!まったく!!




「かっ、金久保先輩!おはようございます!!」


「おはよう田中さん。朝から元気がいいね。」




ニコニコと柔らかな笑みを浮かべる誉さんにこちらも笑顔になる。

ああ、こういう人が旦那さんなら幸せな家庭が築けるんだろうなあ。




「そうかい?それなら嬉しいなあ。」


「……え?あの、いま…」


「声に出してましたよ露出狂先輩。」


「……うわあ、木ノ瀬くん。おはよう。」


「すみません、間違えました。星河先輩。おはようございます。」



露出狂先輩と言われて反応してしまう自分が恨めしい。

ジトっとした目を梓くんに向けても、彼は痛くも痒くもないようでキラッキラの王子スマイルである。


ああああ恥ずかしい…
声に出していたなんて…死ねるorz




「木ノ瀬くん、それは田中さんに失礼だよ。」


「いや、別に大丈夫ですよ!」


「すみませんでした。…っと、ああ、それよりも星河先輩。なんか凄い噂になってるんですけど大丈夫ですか?」


「え?」


「ああ、僕も見たよ。掲示板のあの号外だよね?」


「号外?俺に関してですか?」




はて、取材なんかされた覚えはないのだが?
うんー?




「あの。…学園内の掲示板にも貼ってありますかね。」


「たぶん貼ってあるんじゃないかな。」




号外が気になった私は誉さんや梓くんに先に行くことを行ってから学園内の掲示板に向かった。

そこには凄い人だかりができていて…
何が書いてあったと思う?


号外!!学園内に二人目のプリンセス!!!?
(プリンセスだって!!まじないわー!!)
(っていうかこの写真いつ撮られたの!?)



─*─*─*─


突っ込みどころそこじゃないよ星河ちゃんwww
フラグをゲット!





[ 46/58 ]

*Back Next#







「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -