よんじゅうさん
もじゃメガネの言葉にイラッ☆ときた私はヤツの爪先をおもいっきり踏みつけてから
「ちっちゃくて悪かったな!!覚えてろよ!!もじゃメガネ!!!!」
なんて、三流ヒーローアニメの雑魚な敵のような台詞を投げ掛けて飛び出た。
別に何かされたとかじゃないんだけど、無性にそう言いたくなったの。
んで、そのまま逃げるように下駄箱についたわけなんだけど…
「……颯斗、くん?ナゼココニ??」
そこには少し強めの風に髪が靡いている乙女座な彼がいらっしゃった。
why……?
私の声に気づいた彼は心配そうな表情で駆け寄った。
「…大丈夫でしたか!?星河さん!」
「…え?いや、大丈夫だよ?…っていうか、えっと?」
「……?、ああ、星河さんが帰るまで皆さんで待っていようとしたのですが、用事があるとのことで僕だけが残ることになったんです。」
「あ、そうだったんだ…って!いやいや!!そんな待つほどの事じゃっ…おわ!?」
「…いきなり倒れたものですから、ビックリしました。大事がなくてよかったです。」
最近、ほんと颯斗くんぐいぐい来すぎっていうかなんていうか…今日はやっぱり颯斗くんデレ期なの?なんなの死ぬの私?
颯斗くんから抱きつかれるなんて夢にも思わなかったよ!?
いっきに心拍数があがって、顔に熱が集まるのがわかる。
「は、颯斗くん!?あ、あああの…また、倒れちゃ…」
「え?…あ、…す、すみませんっ…!!すぐ、離れます!!」
これは食堂の二の舞になるぞ!!と、私の中の何かが叫びをあげて
しどろもどろになりながらも、颯斗くんを見上げると
なんだか、真っ赤な顔をした颯斗くんがいた。
(か、帰りましょうか。)
(う、うん!そうだね!!)
((なんだ、このドキドキは…))
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▼……動かない。
▼書かなすぎて書き方を忘れたようだ。
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