さんじゅうはち
練習を始めたあずにゃんはやっぱりルーキーと言われていただけある。
たまにみる誉さん達の弓構え(詳しいことは知らないけども。)とはなんというか迫力、っていうの?そういうのが全然違くて、見ているだけで気圧される感じがした。
まあただ漠然と凄いコイツ!!みたいなイメージですけどねw←
そんな感じで、静かな時間と芝犬飼が真面目すぎることに対して吹き出しそうなのを我慢する時間が過ぎ、もうそろそろ練習が終わる見たいで制服着替えてつっこちゃんに返さなきゃとか思って立ち上がると、つっこちゃんが駆け寄ってきた。
錫也達にも見せようよ!!とかキラキラアイズで言われちゃあもう断る理由なんかないわけで。
誉さんに無理言って弓道場を開けておいてもらって、つっこちゃんと一緒に旅に出た。
その道中。
刺さる刺さるみんなの視線が。
女子は一人だったよなとか、あの子誰だ!?とか期待するような声が疎らに聞こえてくるが、私は可愛くない!!
残念だったな馬鹿どもめ!!
「星河ちゃん悪い顔になってるよ!!」
「おっと失敬。つっこちゃんの前でどこかの新世界の神になりたかった厨二病みたいな顔はしちゃあいけないね!!」
「?」
「……さあて、錫也と哉太はどこかしら!!」
(そういえば、星河ちゃんは眼鏡かけていないとダメな人なの?)
(んーいやそうでもないよ。ちょっと遠くがぼやける程度かな。)
(なら錫也達見つけたらとってみてよ!素顔ってまだ見たことないし!!)
(いいよー代わり映えしないと思うけど。)
─*─*─*─
あわわわ
何かほとんどの人がえあーに……
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