さんじゅうなな




真っ赤な顔のままで弓道場に向かいとりあえず誰か誰かと思って、おもいっきり白鳥に抱き着いてしまった。←


白鳥くん意外と逞しいのね。




「ど、どどどどどうしたのっっ!?田中さんっ!!?」


「はあー……恥ずかしかった。」




何故か心臓の音が速くなった白鳥くんを離して、事情を皆に話した。
もちろん恥ずかしい部分は伏せて。




「……それは星河ちゃん大変だったね。」


「うん、ビックリしちゃった。でも私はつっこちゃんに癒されたからもうへーき!!」




私が笑うとつっこちゃんも笑ってくれた。




「それにしても、馬子にも衣装って感じだなー」


「芝犬飼のくせに生意気な……これでも、一応女の子(笑)なんだから!」


「それ、自分で言ってて悲しくなんねぇの?」


「田中先輩、可愛いですよ!!」


「小熊くんありがとう!大好き!!」




照れながら言ってくれる小熊くんを思わず抱きしめる。
小熊くんのほうが可愛いよ!もう!!

みんなも私のことを可愛いと言ってくれて、なんだかこそばゆくなった。
言われなれてないことは、恥ずかしいものだ。

ほくほくとしていると、道場の戸が開いた。




「失礼します。」


「きききき木ノ瀬くん。」


「あ。さっきの……先程はいいものを見せてもらいました。露出狂さん。」


「露出狂じゃなくて、田中星河です!」




バカにしたように笑う梓くんと、この状況に理解できない様子でみんなは頭の上に疑問符を浮かべていた。



なんだか、梓って可愛くないっ!
(では星河先輩、僕は練習を始めるので。)
(あ、ご、ごめん。退くね!)
((強く出たかと思えば、途端に弱くなるな。この先輩。))


─*─*─*─


私があずにゃんを書くと、なんか嫌なやつにぃいい((((;゜Д゜)))

そして宮地が空気にwww





[ 39/58 ]

*Back Next#







「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -